月々の生命保険料、ケータイ代より高い
生命保険は、加入してからの払込期間、また請求・給付を受けるまでの期間も長く、「人生において家の次に高い買い物」といわれている。
生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」によると、1世帯あたりの年間払込保険料は平均38万円。つまり、月平均3万円以上も支払っているのだ。家計への影響を考えると、昨今安くなったケータイ代(通話料)なんかよりも、じつは負担の大きい買い物だということがわかるだろう。
そんなことが影響してか、この調査によると、30~44歳のすべての年代で2006年と比べて、生命保険の世帯加入率は低下している。30~44歳といえば、おおむね2000年以降に社会人になった働き盛り世代だ。共稼ぎが増え、非正規雇用が増え、生き方・働き方が多様になり、「何がベストなのか」がわからなくなりがちな、私たち「アラフォー世代」ではないか!
その一方で、加入率は低下傾向にあるとはいえ、この世代の約8割の世帯が生命保険に加入しており、やはり大多数の人は生命保険を買っているのが現実であるととらえることができる。