買いやすい水準にある株価
2019年3月25日時点での株価は、終値で1363円。PER(株価収益率)は4.29倍となっている。 私がふだん銘柄の購入を検討するときに気を付けていることは、ROEやPERといった指標の確認だけでなく、過去の値動きと現在の株価の位置づけから現在の割安感を測ることである。
東海カーボンの株価は、多少のブレはあるものの、2018年以降横バイで推移してきた。支持線がおよそ1200円~1300円、抵抗線がおよそ2200円~2300円に引けることを考えると、現在の業績に対して1363円という現在の株価は、買いやすい水準にあるのではないだろうか=下の株価推移を参照。
東海カーボンは、配当金と株主優待の二つの株主還元策を実施している。
2019年の一株当たり配当金は48円。業績の好調を受け、前年の記念配当込みの24円から倍額にアップした。
また、株主優待は好みの商品を選べるカタログセット(保有株式数、保有年数によりグレードアップ)。仮に100株購入したとすると、配当+株主優待利回りはおよそ4.98%。株主還元が気になる人でも満足できる数字になっているのではないだろうか。
さらに現在の配当金額では、配当性向15%にとどまっており、同社が掲げる配当性向30%の目標に届いていない。今後の業績次第ではさらなる増配も期待できると考えている。
東海カーボンは、黒鉛電極市場の追い風とともに、高いROEを示していることが好印象。今後は競合他社が存在する中で、市場でどれだけの存在感を示せるのか、さらなるM&A(企業の合併・買収)なども考慮しつつシェアの拡大を期待したいところ。
3月25日終値の1363円で、100株を購入した。
【株式取引ルール】
・月200万円を上限に最低1銘柄(企業)を選ぶ、バーチャル投資です。
・投資対象は、新興市場を含む上場企業の現物取引です。
・1年間のトータルで損益を競います。