世界的な景況感の悪化が一服したことで、ドル円相場は上昇した。2019年4月1日、中国の3月の製造業PMI(購買担当者景気指数)が4か月ぶりに予想を上回ったことや、米国の3月のISM 製造業景気指数(米企業の景況感を示す経済指標のひとつ)などが予想を上回ったことから、ドル円相場は1ドル=111 円台前半~半ばで推移した。
その後も底堅く推移。4 日には、トランプ米大統領が中国との貿易協議で「合意は近い」と発言したことから、1ドル=111円台後半まで上値を伸ばした。5日もその水準を維持した。
早稲田大学は1ドル=112円をにらみ、エントリーのタイミングを探る。明治大学は短期売買に徹して、しっかりと利益を確保。一橋大学も上昇気流に乗ってガッチリ。慶應義塾大学は経済指標を重視してトレードしたが、振るわず。國學院大学は今週も取引を見送り。来週の復帰を宣言した。
1ドル112円を目指すタイミングを見計らう(早稲田大)
4月5日(金)
3月25日週は学期開始時期とあって、忙しく記事の更新ができなかったので、今週は前週分も振り返るとともに今週の相場動向についてもまとめていきたい。
3月25日週は1ドル=109円台を割り込んで一時、最安値の1ドル=109.70円を記録。急速に円高が進んだと思われたが、その後は底堅い動きを見せた。そして、週末にかけて1ドル=110円台を難なく突破して水準を回復した。1ドル=110円台半ばに一気に迫るような変動を見せた。
しかし、1ドル=111円の壁は厚く、何回かトライするような動きを見せたものの、突破できずに週を終えた。ただ、今週に入ってからも安定した底堅いトレンドは続き、4月1日には1ドル=111円に乗った。
そして、きょう4月5日にかけて、きれいな右肩上がりを見せている。世界経済が景気後退の兆しを見せ始めている中で、米国などの中央銀行が緩和政策に乗り出す可能性が濃くなったことで、ドル円相場の底は堅くなっていくのではないかと考える。
もちろん、いまだ為替や株式市場に不和をもたらし続けている米中貿易摩擦だが、だいぶ楽観的な見方が強まってきていると考えられる。これらのことから、1ドル=112円を目指してロングでエントリーするタイミングを探している。
総資産は3月18日週と変わらない。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
4月5日現在 8265円