日本では昔から「左」側が上位
契約書以外でも収入印紙に割印を押すことがあります。「甲」「乙」の記載がない場合、自分が先に押印するのであれば「乙」=右側に押すとよいでしょう。
日本では昔から「左右」では「左」が上位とされています。自分が右側に押すことで相手に敬意を表すこともできます。
このように、相手が押印する箇所に困らないよう、作成者は事前に押印箇所を鉛筆で印をつけ、付箋を貼っておくと親切です。契約に関する業務をしている人にとっては当たり前の光景ですが、不慣れな人にとっては面倒かつ不安なものです。
特にご年配のお客様の場合、早口で説明されても理解が追い付かないこともあります。押印をお願いする場合は時間と心に余裕をもって丁寧な説明をすることが後日のトラブル防止に繋がります。
そして、当然ながら「約束事」は書面で残すことが大切です。(篠原あかね)