eスポーツへの登用でさらに活況
ここ数年、従来の課金システムを搭載しないゲームの大ヒットが続いている。なかでも、「ポケモンGO」はAR(拡張現実)機能と位置情報を組み合わせた斬新なもので、老若男女問わず人気が高い。あまりスマホゲームに馴染みがなかった層を中心に、社会現象になるほどのブームとなった。
一方、中国メーカーが2017年に国内へ投入したバトルロイヤルゲーム「荒野行動」は、数十人から100人程度でゲームフィールドをリアルタイムで共有し、時には一人で、時にはチームを組んで戦うという画期的なシステムを提供した。仲間とボイスチャットなどでコミュニケーションをとりながら目的を共有して遊べることが受け、市場拡大に貢献している。
また、2018年には家庭用ゲームやPCオンラインゲームのほか、スマホゲームでもeスポーツに参入するタイトルが登場し、注目を集めた。「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」の2大ゲームを中心に、プロプレイヤーによる賞金制イベントが実施されるなど、プロスポーツを目指す取り組みもはじまった。
eスポーツへの登用はスマホゲームユーザーのさらなる拡大につながるとみられる。