歌の強要は「カラハラ」! 同伴者のカラオケ嫌いを見抜く5つのポイント(篠原あかね)

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   4月は新入社員をはじめ、異動者の歓迎会など職場での宴席が増える時期です。

   お酒大好き、永年の宴会幹事の私のもとには「楽しい宴会指南」のご依頼をいただく機会も増えるわけですが、近年はハラスメントにならない宴会術が中心です。

  • 熱唱している人はいいけれど……
    熱唱している人はいいけれど……
  • 熱唱している人はいいけれど……

「次は〇〇さんの番ですよ~」知らずにしつこく迫ると......

   ハラスメント研修で受講者の皆様とお話しをしていると、「職場の飲み会に参加すること自体は構わないが、カラオケが苦手」という声も多数あります。

   じつは私、大のカラオケ好き。それもカラオケボックスよりは、カラオケスナックで他のお客様と一緒に盛り上がりたいという、カラオケ嫌いの人にはちょっと迷惑なタイプです。

   もちろん「カラオケハラスメント=カラハラ」は問題行動であることを理解していますので、宴席後の二次会で、カラオケ嫌いな人を無理やりお店へ連れて行き、歌を強要することはしません。事前に苦手と知っていればなおさらで、カラオケという選択肢自体がありません。

   でもね、相手が気を遣ってカラオケに付き合ってくれる場合もあるじゃないですか。カラオケ嫌いとは言わずに。もし、私がそれに気づかず「次は〇〇さんの番ですよ。曲を入れてくださいよぉ~」と、しつこく迫れば「カラハラ」になるかもしれません。

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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