月140時間残業の女性「ストイックに成長したい」
女性でも、なんと月に140時間も残業する人がいる。
(6)アナリスト(女性):在職3年未満・年収1500万円・残業140時間・有休消化率10%。
「仕事に興味があり、成長意欲がある人にはとても良い雰囲気。チームによって若手をどのように育てるか、役割をふるかは異なるが、積極的に仕事をもらう姿勢があれば、とことんストイックに成長の機会を与えられ、やりがいを感じられる。女性を積極的に採用し、意図的に採用を増やそうという流れがある。プライベートは調整しにくい。夜8時前に帰れる日が月に1~2日あるかないか。睡眠時間が少なくても支障がない人や、自分の時間がなくても気にしない人にはよいが、そうでない人にはストレスになる可能性もある」
(7)ITコンサルタント(女性):在籍10~15年・年収1100万円・残業30時間・有休消化率50%。
「『出る杭は引っ張る』というのがモットーで、やりたい放題暴れたい人には打ってつけの会社だ。それで失敗してもとがめられることはあまりない。ワークライフバランス向上施策の定着により、男女を問わず働きやすくなった。しかし、全体的に業務量が多く、実質的に子を持つ女性が働きやすいかと言うと、まだ必ずしもそうとは言えないのが残念」
ちなみに、「高度プロフェッショナル制度」については、昨年の国会での法案審議の過程で、「無制限に残業を強制する制度だ」「過労死を招く」などと、労働界や野党、メディアの間で批判の声が上がっていた。
その点について、広報担当者は、
「あくまで、高プロの人材像がどういう人々なのか、Vorkers登録データから可視化した調査レポートです。制度に対しての賛否を言及するような視点から、調査をしていないことをご理解いただきたいと思います」
と語っている。(福田和郎)