年収1000万円以上、残業無制限 「高度プロフェッショナル」たちのナマの声

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年収3000万円「成長しない限り在籍し続けられない厳しさ」

   では、具体的にどんなふうに働いているのだろうか。職種ごとの年収や残業時間、特にワークライフバランスを中心にした自分の働き方に関する意見などを紹介しよう。

(1)ファンドマネージャー(男性):在籍10~15年・年収1200万円。残業(月)30時間。有給消化率65%。 「中堅、若手のうちは部署異動の希望も比較的聞いてもらえる。会社の雰囲気は、若手のうちはプレッシャーを感じる場面が少ない。そのため自分自身が成長しようと主体的に動かないと成長機会が得られない。深夜に及ぶ残業はほとんどない。休日出勤もほぼない。基本的に育休なども取りやすく、ワークライフバランスは非常に良いと思う」

(2)投資銀行(男性):在籍5~10年・年収1200万円・残業60時間・有休消化率65%。
「若手のうちは、個人の数字(成果)がないのでモチベーションを維持するのはそれなりに大変。ワークライフバランスは非常に悪い。基本的にクライアント最優先で動くので、プライベートの約束をドタキャンすることもしばしばある。この点はどこの投資銀行も同じ雰囲気だと思う」

(3)コンサルタント(男性):在職10~15年・年収3000万円・残業80時間・有休消化率30%。
「日本を代表する企業がクライアントであり、その企業にインパクトを与えられる仕事はやりがいが大きい。グローバル企業であるため、自分が成長しない限り在籍し続けられない厳しさがある。ワークライフバランスは、平日の夜に何かプライベートの予定を入れるのは難しい。土日はたいてい休みにできるが、緊急時に対応が必要になることは年に数回はある」

(4)アナリスト(男性):在籍3年未満(現在退社)・年収2500万円・残業80時間・有休消化率90%。
「結果だけを見られ、その分高給になるため、稼ぎたい人はモチベーションがかなり上がると思う。私のいた頃は、ワークライフバランスが重視される前だったので、平日は遅くまで残業し、それでも残った仕事は休日出勤して片付けることをみんなやっていた。それが嫌で転職を考えました」

(5)コンサルタント(男性):在籍5~10年・年収1300万円・残業50時間・有休消化率60%。
「管理職以上になると、比較的自分の働き方を調整できるが、スタッフのうちはプロジェクトを効率的に進めることが難しく、ワークライフバランスが難しいと感じるだろう。とはいえ、非常に働きやすい環境で、組織もフラットなので、自分次第で働き方やキャリアの構築が可能だ」

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