2019年3月4日に1ドル111円台後半で推移していたドル円相場は、米中通商協議が合意に近いと伝わったことから112円01銭まで上昇。しかし、ドルの利益確定売りが進むと111円台に逆戻り。翌5日は、米経済指標が好調だったことから112円13銭まで上昇したものの、再び反落する乱高下を繰り返した。
さらに8日には、中国の2月の貿易収支が予想より悪化したことで世界経済の失速への不安感が広がり、ドル円相場は1ドル110.95円まで下落した。
早稲田大学は少々の損益。明治大学は2位の座を虎視眈々。慶応義塾大学は、結果的にはマイナスだったものの、「いい取引ができた」と満足げ。一橋大学は次週をにらんで米経済指数を分析。國學院大学は今週も取引を見送った。
1ドル112円は実態と比べて高すぎる(早稲田大)
3月8日(金)
前週の記事で書き忘れていたが、3月1日(金)に1ドル111.37円、ショートで入った。この日、丸一日用事があったため、とりあえずストップロスオーダーだけ入れておいて、相場をちょいちょい確認しながら立ち回りを考えていこうと思っていた。
ただ、アプリから注文を入れたためか、注文が反映されておらず、結果的にポジションを一日中放置してしまった。
そこからドル高の勢いは収まることなく、ついに1ドル112円台まで一時は到達した。前回の失敗から通貨数量を制限してトレードをするように心がけていたので、今回は落ち着いて対処できたと思う。
年初の暴落前のドル円為替の水準と比べて、第2回米朝首脳会談になんの明確な取り決めがなされぬまま終わったことを考えると、1ドル112円の水準は実態と比べて高すぎるのではないかと思い、含み損が拡がったポジションもそのままに、3月4日(月)に1ドル111.84円でショートを仕掛けた。
一時さらに上昇が進んで、5日(火)に高値1ドル112.12円までつけたが、焦ることなく、そのままポジションを持ち続けた。
それからは、上昇基調は落ち着きを見せはじめて、8日(金)は1ドル111.49円ほどで推移している。評価損益は合計して22円だが、スワップを含めると少々損益が出てしまった。 総資産は8392円だ。
前週からの損益 マイナス24円
3月8日現在 8392円
0.1円足りず、利益を確定できなかった(明治大)
3月5日(火)
1ドル111.918円でロングポジションを持ち、1ドル112.2円で利確するように指値を設定した。
3月6日(水)
1ドル112.135円で0.1円足りず跳ね返してしまい、利益を確定できなかった。
3月8日(金)
5日(火)のポジションを持ち続ける。
日足(1日の始値、高値、安値、終値の四本値を使ったローソク足をいう)で見れば、2019年1月初め、2月初めを接点とした上昇傾向の線が引け、1ドル110.5円を下回らなければ、日足目線で見てまだ上昇傾向なので、下回ればすぐに損切りするがしばらくは保有しておくことにする。
あと0.1円下に指値を設定していればとも思うが、さすがにこればかりはしょうがない。来週にリカバリーする。日足目線ではまだまだ上昇傾向なので、ロングポジションを持っていくつもりだ。
今まではあまり長い期間、といってもまだ1週間程度だがポジションを持ち続けたことはないので、含み損が増えていくのを見ると気分がよくないがまあいいだろう。
前週は波に乗った一橋大学と不調の慶應大学と立ち位置が変わり、一橋大学とは約800円差。1時間足で見ると、若干停滞傾向なので自分がロングポジションを持った後にブレイクしてもらって2位に返り咲きたい。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
3月8日現在 1万1991円
マイナスの結果にも取引には満足(慶應大)
今週のトレードを総合的に見ると、マイナスにはなってはいるが個人的にはいい取引ができたと感じている。
どうしても多くの予定がありトレードに時間が取れないことと、今のドル円相場のギャップに長らく苦しんでいたが、短い取引でシビアに自分の設定した基準でやれば、いい結界になることを確信した週であった。
テクニカルにおいて一番大切な感情を捨て必要なデータのみを抽出することの大切さを感じた。
今まではどうしても感情に左右されることが多く、ミスがあったが、今回からは自分の書いたトレンドラインから3本ロウソク足が出たら、損切りするというルールを設けた。これにより、今週はマイナスにはなったもののメンタル面においてはいくらか楽だった。
またADX(トレンドの強さを測定するためのテクニカル指標。ADX線と上昇トレンドの強さや弱さを示す+DI、下降トレンドの強さや弱さを表す-DIで表示す)ラインを常に意識することで、レンジへの切り替えも早くできるようになった。
3月4日(月)
取引はすべて1000通貨単位で、レンジを狙ってトレードするも、最初は125.05円のマイナスになり2回目は26.08円のプラスで取引を終えた。
3月5日(火)
少ない利益でも勝つ回数が多いほうがいいと感じ、少しの利益でもポジション決済することが増えてきた。この日は276.98円と89.35円のプラスだった。
3月6日(水)
取引を5回行うも1回しか勝てず、マイナスが膨らんだ。152.10円のマイナス、98.42円のマイナス、62.63円のプラス、393.48円のマイナス、116.27円のマイナスとなった。
7日(木)以降は、取引しなかった。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
3月8日現在 1万2746円
米国の労働市場、もう成長を終えているのか(一橋大)
3月4日(月)
前週は長らく続いているドル高トレンドがさらに強まり1ドル112円台目前までいったが、今週からはここをさらに突破し113円台。ひいては2018年末の114円台半ばまで上げっていくのかどうか。判断がつかないので、まずは112円台をしっかり抜けたことが確認できるまで取引を控えようと思う。
3月5日(火)
きょうは前半に売り優勢、後半に買い優勢の足踏み状態となった。1ドル112円の壁がかなり強く意識されているようだ。シビアな状態で取引がしづらいため、もう少しはっきりとした値動きが出てからの取引となるか。
今週末には2月の米国雇用統計が発表される。そこで米国経済の強さが確認されれば、ドル高の材料になりそうだ。
3月6日(水)
大きな動きはなく、きょうも足踏み状態。明日も動きがないようであれば、無理に取引せず、8日(金)の米雇用統計発表の後に動いてもいいかもしれない。
3月8日(金)
きょうは序盤から売り優勢。雇用統計発表後は一時1ドル111円台を割った。米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は2万人しか増加しておらず、かなりのペースダウン。これが一時的なものなのか、それとも米国の労働市場はもう成長を終えてしまっているのか。これが判断できれば、来週からの取引にも役立ちそうだ。
今週は取引ができなかったので、来週こそ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
3月8日現在 1万2746円
今週も取引を見送り(國學院大)
今週もバタバタしてて、落ち着いて取引できる状態ではなかった。取引は見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
3月8日現在 3万590円