驚愕! ゴミ焼却場が大人気? 訪日外国人がSNS投稿するスポットランキング

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訪日外国人客、3年で2倍のUSJ

   USJでは2014年7月、映画「ハリー・ポッター」シリーズをテーマにした新エリア「ザ・ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」をオープンして集客力が大幅アップ。この年、訪日外国人の年間入場者数が100万人に到達した。さらに17年4月に、人気アニメ映画のキャラクター「ミニオン」を主役にした「ミニオン・パーク」を開設。これを機に中国、韓国、台湾、香港などからの来場者が増え、17年の訪日外国人の入場者数は200万人を突破し、USJを訪れた外国人観光客は3年で倍増した。

   東南アジアなどからの訪問者で、USJの人気が高いのは関西国際空港に近いこと。アジア各国からのLCC(格安航空)が数多く就航していることの効果があるとみられている。

   一方、USJの近くに、今回のランキングでは圏外ながら、注目が集まっているスポットがある。USJ西側の人工島、舞洲(まいしま、大阪市此花区)に立つ「舞洲工場」。大阪市、八尾市、松原市のゴミ焼却場だ。

   ゴミ処理場はなぜ? と、多くの人が首を傾げるというが、USJにあるようなポップな外観が一見の価値あり! と見に来る人が多い。予約すれば、施設内を見学できる。

   自然との調和を目指した建築で知られるオーストリアの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインした工場で、2001年に完成した。同氏が手掛けたゴミ焼却場は母国、オーストリア以外では、この舞洲工場だけで、とても希少価値が高い。

   年間約1万2000人の見学者を迎えるが、そのうちの3割ほどは外国からの観光客。外国人向けの日本観光をテーマにしたウェブサイトで紹介され、知られるようになったという。

「忠霊塔」って、知ってる?

   「〈総合〉SNS発信地点ランキングTOP100」をみると、大阪の「舞洲工場」のような、「これはどこ?」「なんでそんな場所が?」と思わせる場所が少なくない。

   たとえば、総合58位にランクされた「忠霊塔」は、山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園にある。公園は地元ではサクラの名所として知られていたが、富士山を背景にしたサクラと忠霊塔の写真がインターネットで評判となり、有数の投稿スポットになった。

   ちなみに、誰もが知っている観光名所、富士山は総合61位。場所によっては通信環境が制限されることが影響しているのか、忠霊塔より下位だった。

   また、総合89位の「TOHOシネマズ」は東京・新宿の歌舞伎町の、建物から顔を出すように据えられている「ゴジラ」を目当てに、観光客らが集まるらしい。

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