暦のうえでは春になったが、まだまだコートが手放せない。学生は後期テストを終えて、じんわりと開放感が広がっていく。そんなこの時期だが、株価を見ることになんとなく楽しさを覚え始めた今日この頃だ。
さて、新年が明けて初めて選ぶ銘柄である。じつは以前から、ある基準を決めていた。それは自己資本比率や総資産利益率(ROA)や自己資本利益率(ROE)などの指標が高水準であることはもちろんのこと、業種にとらわれず自分が好きな会社を選ぼう、ということ。そして今回選んだのは「良品計画」だ。
自己資本比率やROE、小売業では高水準
【良品計画(7453)】
2019年1月18日取得 保有株数 10株
取得単価 2万2800円
年初来高値 2018年6月13日 4万1200円
年初来安値 2019年1月18日 2万2200円
2019年1月31日終値 2万5700円
今回は自分が好きな会社であり、さまざまな指標が高水準ということが基準であったが、この基準に当てはまる会社は飲料系のキリンホールディングスや食品系の日清食品ホールディングスなど、少なくなかった。
それではなぜ、食品でも飲料でもない小売業の「良品計画」を選んだかをいくつかの理由とともに説明していく。
まず選んだ理由は以下の3点である。
1. 自己資本比率やROEなどが小売業では高水準
2. 食品事業の拡大している
3. 海外事業の展開に期待
一つ目の理由は、今まで選んできたとおり、自己資本比率や自己資本利益率(ROE)などの指標が高水準であれば安全性や収益性があり、1か月や2か月でみれば、株価が落ちるかもしれないが、長期的に見れば上がっていくことが考えられるためである。
そして良品計画は自己資本比率が約70%もあり小売業の平均が約40%といわれる中ではとても高い。またROEでも15%もあり、小売業という枠組みではとても高い数値を出している。
このことから、良品計画はさまざまな指標が高水準であるということがいえるだろう。