愕然!中堅社員の8割超がパワハラ被害 3人に1人が「退職」の泣き寝入りとは......

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「パワハラと感じたら教えて」と部下に言っている

   パワハラにならないように気をつけていることでは、こんな事例があった。

「なにか注意をする際は、他人の目に触れないところで行なう。また、いまなぜ注意をしたか、理由を説明するようにしている」(35歳男性)
「仕事の指示を強めにする際、『パワハラと感じるようならすぐに改めるから、教えてほしい』と伝えている」(35歳女性)
「自分自身が日常的なパワハラを受けているので、部下や後輩に対してはそうならないように心がけている」(37歳男性)
「就業規則を改めて確認。規則に基づいた行動を徹底し、必要範囲だけの会話や行動に抑える」(38歳男性)
「指摘すべき内容をあらかじめ列挙し、それ以外のことは言わないことにしている。会話の流れの中で、別件の話が出ても注意しないように気をつけている。また、大前提として声を荒げない」(39歳男性)
「日頃からの信頼関係が大切だと思う。特にコミュニケーションをとる際に、年上であれ年下であれ、同等と思い、相手の言葉をよく聞き、接することを大切にしている」(39歳女性)
「感情的にならないこと。感情的になりそうなときは、いったん冷静になって考える。仲のいい同僚に、一度客観的に話を聞いてもらうと、感情の整理ができる」(44歳男性)
「教育のつもりが批判にならないよう、本人の成長に向けて改善点を提案し、最終的には本人の判断に委ねるという形を取っています」(45歳女性)

   パワハラ防止の第一歩は、自分が加害者になってはいないかと謙虚に反省することだそうだ。

   なお調査は、2018年12月28日~2019年1月31日に実施。対象は、「エン・ジャパン」が運営するミドル世代の転職サイト「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー2911人。(福田和郎)

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