高齢社長の多い不動産業、若社長が多いサービス業
業種別で最も平均年齢が高かったのは「不動産業」の61.7歳だった。不動産業は70代の割合が22.9%、80歳以上の割合が7.7%と、他業種と比べて高かった。
一方、最も平均年齢が低い業種は「サービス業」で58.2歳。サービス業は30代以下の割合が6.0%と、全業種の中でも特に「若社長」が多い業種だった。
「業種細分類」別で、最も平均年齢が高かったのは「貸事務所業」の65.7歳た。その他には「ゴルフ場経営」(65.6歳)、「土地賃貸」(65.6歳)などの業種で高齢社長の割合が高かった。
最も平均年齢が低かったのは「通信付帯サービス」の48.2歳だった。その他には「児童福祉事業」(48.5歳)、「整体などの施術所」(49.8歳)などで平均年齢が低かった。
また都道府県別でみると、社長の平均年齢が最も高かったのは「岩手県」と「秋田県」の61.7歳で、全国平均を2歳上回った。また、61.3歳の「青森県」、61.0歳の「山形県」など、東北地方ではすべての県が平均年齢60歳を超えた。
最も平均年齢が低かったのは「三重県」の58.5歳(全国平均と比べて、マイナス1.2歳)だった。1990年と比較して最も高齢化したのは「秋田県」(プラス7.9歳)で、「沖縄県」(プラス7.5歳)、「青森県」(プラス7.4歳)が続いた。