社長の高齢化が止まらない。帝国データバンクの「全国社長年齢分析(2019)」調査によると、国内企業における社長の平均年齢「59.7歳」は、1990年の調査開始以来最高となった。2019年1月29日の発表。
前年から、0.2歳上昇した。この分析は、同社の企業概要データベースを用いて実施。2019年1月時点でデータのある約147万社のうち、全国約97万社が答えた。
社長の平均年齢は30年で6歳の高齢化
1990年時点で54歳だった社長の平均年齢は、年々上昇。およそ30年で6歳近く高齢化した=下図参照。
企業の年商規模を社長の年代別でみると、最上層カテゴリーの「年商500億円以上」では50代が29.8%、60代が54%と多数を占めたが、70代以上は7.2%と、大きく低下した。
最下層カテゴリーの「年商1億円未満」では、50代が23.7%、60代が29.7%と、こちらも多数を占めた。一方で、70代以上では26.1%と、その割合が50代、60代と大きく変わらず、小規模企業ほど社長の高齢化が目立つ結果となった。