ドル円相場は、ほぼ横バイで推移した。2019年1月21日発表の中国経済指標がはっきりしなかったことや国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを下方修正したこと、米国の12月の中古住宅販売件数が予想を下回ったことなどが重石となり、1ドル109円前半で推移。しかし、23日には米上院が政府機関の閉鎖解除に向けて法案を採決するとの報道が好感され、反発。高値で110.00円を付けた。
ただ、その後も小刻みに動いたものの、110円台にのせることはなく、109円台半ばを中心としたレンジ相場となった。そうしたなか、早稲田大学は前週に大きく負けたショックもあってか、ここは慎重を期した。明治大学は「方針」を貫き、じっと我慢。慶応義塾大学は前週末の負けを23日に挽回し、ガッチリ。一橋大学は新たな手法を試してプラスを確保した。國學院大学は今週も取引を見送った。
前週の「大敗」が尾を引く(早稲田大)
1月23日(水)
先週、大きな損失を出してしまい、結構ショックだ。とりあえず、毎日ドル円市場の様子を見てはいるが、忙しい期末テストの時期にわざわざストレスのタネを増やしたくないので、今週はトレードを控えたい。
今後しっかりと挽回していくためにも、ここで相場概況をまとめて市場の状況把握に努めたい。
1月25日(金)
前週初めくらいまで円高、円高と叫ばれていたドル円市場だが、ここ最近は絶賛ドル高基調に乗っかり始めている。1月19日に1ドル109.88円と、大暴落以降の最高値を記録。いまや1ドル110円を超えるか超えないかの攻防で市場は盛り上がりを見せている。
明らかに今週は前週のレンジ幅を上回っているため1ドル110円突破も間近に迫ってきているのかもしれない。
といっても、やはり米ドルに対しての不安要素は市場にあふれている事実も把握しておきたい。
米朝問題は依然として出口が見えてはいないが、さらなる米朝協議による融和ムードの形成への期待感から、ある程度ドルが買い支えられている要因もあると考えている。
そして、終わりの見えない中国と米国の貿易協議は、現状ではある程度、中国が歩み寄る姿勢を見せているようで、貿易問題に対して何らかの提案を行うはず。ただ、トランプ政権がそこでも強固な姿勢を見せ続ければ、ドル安にまた振れはじめるかな、と考えている。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
1月25日現在 8570円
方針変更は悪手、「誘惑」払いのける(明治大)
1月23日(水)
きょうはついに1ドル110円に到達するかといったところ。そこにすべてがかかっているだろう。110円を越えたところで「買おう」と思うので、期末試験の勉強をしながら注視。その後、1ドル109.9円になった時に、ロングでポジションを持とうとも思ったが、方針変更は悪手なのでここは誘惑を払いのける。
結局1ドル110円台に突入することなく跳ね返したので、ロングでポジションを持つことはなかった。1ドル110円を越えると思っていたので、ショートすることは想定しておらず、試験もあるので取引はやめておいた。
1月25日(金)
ドル円相場は1ドル109.8円まで戻ったが、1ドル110円は投資家心理的に越えるには材料が必要だと思う。そこを跳ね返した時に様子見ながらショートで仕掛けたいと思うが、越えたら「買い」も視野に入れていく。ただ、金曜日なのでポジションを持ち越したくないという心理が働くのでどうか。取引は見送った。
前回、利食いのタイミングを勉強するといったが、イマイチどれもピンとこないので順々に試していくことにする。とりあえずラインを引いたやり方でやるのが1番合う気がするので、それと板を見るというやり方で進めていきたいと思う。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
1月25日現在 1万1528円
久しぶりにチャート確認、チャンス到来!(慶應大)
1月18日(金)
16時30分過ぎに、1ドル109.388円で「売り」でエントリーしたが、その後反発して1ドル109.476円で損切り。88円の損失となった。
その後、反発した勢いから上昇トレンドが発生したのを確認。順張り(相場が上昇傾向のときに買い、下落傾向のときに売る手法)で、1ドル109.535円で「買い」でエントリーして、一時は含み益も出たが1ドル109.600で反落。結局1ドル109.475円あたりで損切りした。60円の損失であった。
1月23日(水)
今週から試験期間に突入したため、久しぶりにチャートを確認したところ、この日の22時ごろから23時ごろまでに強い上昇トレンドが発生していたが、1ドル110.00円を境に反落していた。
15分足でのMACD(2つの移動平均線の差から、相場の周期とタイミングを捉える指標。傾きからトレンドの方向性をさぐることができる)でダイバージェンス(テクニカル指標の動きが逆行する現象で、トレンドが反転する可能性があると判断される)が発生しているのを確認。急速な上げ相場の後は大きく反発する可能性が高いということもあり、1ドル109.815円で、「売り」でエントリーした。
その後、最近特に意識されていた1ドル109.500円のラインを割ったのを確認し、さらに1ドル109.484円で「売り」ポジションを持った。米ニューヨークダウ平均株価が下がっていることもあり、一時は1ドル109.400円のラインまで届いたが、そこで反発して最終的には1ドル109.480円ですべて決済。合計で339円の利益を得た。
反省点としては、意識されているラインまで来て反発してトレンドの勢いが重たくなってきたら、一度情報を整理し、決済するか持ち続けるかを早急に判断する必要があると感じた。
実際にこの時は5分足でのMACDでゴールデンクロス(チャート分析方法で、主に移動平均線、MACDなどで使われる。移動平均線が中・長期の移動平均線を下から上に交差して抜く現象が現れると、相場が上昇局面になるとされる)を形成していたため、それを確認した際にポジションを決済するべきであった。
ドル円相場は、下値は底堅く、上値も壁が厚く、どちらに伸びてもおかしくないような状況であり、取引するにしてもデイトレードで様子を見つつ行きたいと思う。
前週からの損益 プラス191円
1月25日現在 1万590.23円
利食いと損切りを同時発注「OCO注文」に挑戦!(一橋大)
1月21日(月)
今週は先日の有名トレーダーさんからいただいたお話をもとに、「ターゲットプライス」「ロスカットプライス」を前もって設定して取引をしたいと思う。
具体的には、現在値からプラスマイナス0.5円の値を基準に取引する。あらかじめ目標を設定しておくことで、感情的な取引を回避することができると思う。
1月22日(火)
1ドル=109.342円で「買い」を入れた。利益確定ラインは109.842円、損切りラインは108.842円。しばらく続いているドル高のトレンドが少し落ち着いたように見えたので、今のうちに「買い」から入り、トレンドに乗る作戦。ちなみに、今回初めてOCO注文(One side done then Cancel the Other order。利食いと損切りを同時に発注する注文方法。二つのオーダーを同時に出して、どちらか一方が約定すると残りの一つは自動的に取り消される)という注文方法を用いた。
これまではすべて自分が決裁を行っていたが、ターゲットプライスとロスカットプライスを決めて、注文方法を工夫することで手間を減らせるのだと知り、ちょっと上手になった気分だ。
1月24日(木)
どうやら自分が寝ている間にターゲットプライスまで到達していたようだ。利益が出たこともうれしいが、それ以上に新しい注文方法を生かすことができたことがうれしい。
今後もこの注文方法を使って取引したいと思った。
前週からの損益 プラス500円
1月25日現在 1万809円
自身の取引を見直し(國學院大)
今週も、風疹で動けず。取引を見送った。
1月の取引を振り返る機会とした。1月7日週はマイナス370円、1月14日週がマイナス950円だった。
フラッシュクラッシュ(瞬間的な暴落)後から、ドル円相場は方向性があまりなくなってしまった。年始は売りで見ていたが、あまり下がらず損切りに合うことが多かった。ドル円のレンジ相場はいつまで続くのか――。上でも下でも動き出したらトレードしていきたいと思う。
こういった時期はトレードがやりづらいので、待って様子を見て、買いか売りのタイミングを見計らうことにした。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
1月25日現在 3万1030円