「正社員」という働き方を考える 東洋大・竹中教授は若者の将来を奪った「希代のワル」?(城繁幸)

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悪いのはいつまでも失政を総括しない「無責任」政治家

   というわけで、いわれなき理由で個人を誹謗中傷する立て看板を撤去し、設置した学生を叱責するのは、大学としてはきわめて正しい処置だったと言えるだろう。

   安直な立て看板に同調しない東洋大学の他の学生たちも、なかなか骨があるように思う。

   当の学生もこれを機に「正しいファクト」を学び、残りの学生生活を前向きなことに使うといい。

   最後に。今は亡き民主党関係者は、いい加減に上記のような「事実」を受け入れてはどうか。下野してから、はや6年の月日が経つが、筆者は彼らの口から上記の失政に対する反省の弁を一度も聞いたことがない。

   「反省どころか、また同じ失敗をしでかす気満々でいる無責任政治家」がいくら党名を刷新したところで、次世代の支持が集まることはないだろう。(城繁幸)

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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