悪いのはいつまでも失政を総括しない「無責任」政治家
というわけで、いわれなき理由で個人を誹謗中傷する立て看板を撤去し、設置した学生を叱責するのは、大学としてはきわめて正しい処置だったと言えるだろう。
安直な立て看板に同調しない東洋大学の他の学生たちも、なかなか骨があるように思う。
当の学生もこれを機に「正しいファクト」を学び、残りの学生生活を前向きなことに使うといい。
最後に。今は亡き民主党関係者は、いい加減に上記のような「事実」を受け入れてはどうか。下野してから、はや6年の月日が経つが、筆者は彼らの口から上記の失政に対する反省の弁を一度も聞いたことがない。
「反省どころか、また同じ失敗をしでかす気満々でいる無責任政治家」がいくら党名を刷新したところで、次世代の支持が集まることはないだろう。(城繁幸)