「NYボックス」を試してみた!(慶應大)
年明けから1週間ほどが経ったが、年末年始は忙しくチャートを確認する時間が取れなかった。しかし、1月3日朝に起きた1ドル108円台後半から1ドル104円台後半まで、400pips(1pips=0.01円、1銭)にも及ぶ急落は、動いた値幅とあまりにも短時間に起きた衝撃的なニュースだった。そのため、ドル円をチェックできていなかった私も、すぐに事の顛末を知り、年始早々相場の恐ろしさを再認識した。
1月9日(水)
年末から年始まで冬休み期間であったため、さまざまな本を読む時間があり、本の一つに乗っていた「NYボックス」という手法を試してみた。
この手法は簡単に説明すると取引量が少ない時間帯の高値と安値に注目し、一日で最も取引量が多くなる米ニューヨーク(NY)外国為替市場とユーロ市場が開く時間帯に、高値もしくは安値を15分足で更新したのを確認し(更新した側にトレンドが発生しやすい)、買いもしくは売りでポジションを持つというもの。
1時45分頃に1ドル108.540円を「買い」でエントリーしたが、その後反発し2時20分頃に108.640円で損切りし1000円のマイナスであった。この手法はリバーサルトレードという一度ブレイクした後に反発した場合、そのあとの損切り後、すぐにそのトレンドに順張りする形で先ほどとは逆のポジションを持つという使い方があるのだが、今回は試しに使ってみたということもあり怖くて損切り後にさらにポジションを持つということはしなかった。
今回は10pibsで損切りラインを何となく定めてみたが、トレード後の値動きを確認してみたところ思っていたよりは値動きが少なかったことから、ポジションを持った時の利益確定ラインと損切りラインの設定を直前の値動きやこの後の相場を動かす材料になりそうなものを見極めて設定することの大切さと難しさを実感した。
1月10日(木)
夕方ごろ15分足でチャートを確認したところ下落トレンドの中MACDでダイバージェンスが確認できたため、17時ごろ1ドル107.894円で、買いポジションを持った。18時ごろ上に伸びる2本の陽線(始値に比べて終値が高かった場合を表す)を確認したため、1ドル108.126円で利益を確定。プラス2320円を手にした。
108円を超えるかどうかの攻防が107円台後半で繰り広げられていたため、ダイバージェンス(ローソク足と相場の過熱感をみるオシレーター系指標の逆行現象で、トレンドの勢いが弱まっていることを示す)が示されていたとはいえ、どちらに転んでもおかしくはない状況だったため、結果的に運にも恵まれたようだ。
前週からの損益 プラス1320円
1月11日現在 1万1580.23円
今週は試験期間でお休み(一橋大)
期末試験期間のため、取引を休んだ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
1月11日現在 1万101円
休養に専念!(國學院大)
今週は体調を崩して、取引できず。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
1月11日現在 3万Ⅰ030円