「リップル」をめぐる攻防、慶應大の「売り」は正解なのか?(カソツー大学対抗戦)

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   2019年がスタートしても、仮想通貨市場はどうも冴えない。ビットコイン(BTC)は株式市場の続伸もあってか、リスクオフムードが和らいで買いが優勢の展開。目立った売り材料はなく、急に価格を下げることは考えにくくなってきた。明治大学のホフマンは、「高め」の指値に刺さるのを待つ。

   ただ、イーサリアム(ETH)は、イーサリアム・クラシック(ETC)の不正マイニング(51%攻撃)によって上値が重くなると、前週の上昇を受けた利益確定売りが相次ぎ値を下げた。価格の下落圧力がないわけではない。

   そうしたなか、「カソツー大学対抗戦」で注目されるのは、リップル(XRP)への対応。XRPに照準を合わせた早稲田大学のTKHは「買い」注文を入れ、國學院大学の億トレーダーはじっと辛抱しながら、買い増しのタイミングを探る。一方、慶応義塾大学の馬医金満は「さっさと売ってよかった」と言い切る。

  • 早稲田大、慶應大、國學院大がそろって泣く
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狙いはXRP、買いに動いた早稲田大

1月8日(火)

   仮想通貨市場は前週に続いて横バイで、イマイチ方向感がつかめない。去年(2018年)さんざんに暴落を重ねたが、水面下でさまざまな取り組みが行われていることを加味して、そろそろ価格上昇を期待したいところである。

   きょうは様子を見て、あした機会があればビットコイン(BTC)と価格連動しやすく、ボラティリティも高いリップル(WXP)の購入を検討したい。

1月9日(水)

   きょうは前日に比べて小さな下げはあったが、ここ2週間続いているレンジ圏内におさまる小さな幅ではある。このタイミングで200通貨分を1XRP=38.2円購入した。

   総資産の4分の3をひと通貨につぎ込むのは、一見リスキーなように感じられるが、ファンダメンタルズの要因がイマイチはっきりしていない仮想通貨市場では、市場全体の上昇、下落のほうが個別通貨のトレンドよりも頻繁に起こっている。

   相関関係も、身もふたもないことを言ってしまえば、ほぼすべての通貨がBTCと連動しているといってしまっていいくらいだ。なので、大きな利幅を狙うのであれば、BTCよりもXRPやイーサリアム(ETH)などの二番手にフォーカスするのがいいかもしれない。もちろん、その分リスクが高まるのは言わずもがなだ。

1月11日(金)

   きのうの夜中からきょうの朝にかけて、また大きな下落が起こった。現在の総資産は9665円。イーサリアムクラシック(ETC)への「51%攻撃」(悪意のあるグループ・個人によってネットワーク全体の採掘速度の 51%(50%以上)を支配し、不正に取引すること)などの不安からともあるが、真相はイマイチわからない。

   ただ、ボラティリティ(変動幅)が大きいので、損切りラインは低めに設定。ポジションは、まだ保有する。

保有する資産        XRP
前週からの損益  マイナス508円
1月11日現在      9665円

目標指値まで、じっと待つ!(明治大)

   こんにちは。駅から目的地は寒いから小走りになるホフマンです。

   さてさて、仮想通貨取引のほうですが、動きはありません。事前に申告していた「ビットコイン(BTC)が47万5000円になったら売り」の指値は、刺さりませんでした。

   BTCの価格は45万円くらいをつけてから、下降していきましたね。損をしたくない気持ちから、売り指値をいつもより高めに設定したのが間違い。ですが、そのような取引を今年(2019年)はやっていこうと思います。

   守りつつ、限界まで引きつけてから、注文を出す。それが最大利益を出す近道というのがボクの考えです。

1月11日(金)

   現在、BTCの価格は39万6000円。40万円を割りましたが、バウンドしそうなので、この価格から売りを出すのは少し怖く感じます。なので、当初の目標どおり、BTCが47万5000円になるのを待ちたいと思います。つまり、全体的にはBTCは売り目線であると考えているのです。

   おそらく、2週間くらいは47万5000円の指値でBTCを待ち構えながら、BTCの値動きの様子を見ていきたいと思います。

保有する通貨   なし
前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
1月11日現在   1万221円

いいポートフォリオで運用、ワクワク!(慶應大)

   こんにちは。馬医金満です。

   今週はリップル(XRP)の値段が急落しましたね。ここ最近は40円代をキープしていたのですが、1月12日(土)に36円台まで落ちました。理由としては、イーサリアムクラシック(ETC)への51%攻撃、政府機関の一部閉鎖が続く米国でトランプ大統領と民主党の協議が決裂したこと――などのマイナス要因が積み重なったためだと考えられています。

   12日、マネックスグループのコインチェックに仮想通貨取引所の認可が正式に下りたことが報じられましたが、それでも押し戻すことはできませんでした。

   XRP、さっさと売っぱらっておいてよかったです。

   さて、今週の取引ですが、ビットコイン(BTC)が40万円を割り、XRPも36円台に突入したので、両方を3000円ずつ買うことにしました。

   BTCは43万円になったら、XRPは40円を超えるくらいになったら、売っちゃおうと思います。現在は、結構いいポートフォリオで運用できているような気がしますね。

   ワクワク。ではまた!

保有する通貨     BTC、XRP、ETH
前週からの損益    マイナス744円
1月11日現在       1万4117円

XRP、下落したら買い増したい(國學院大)

1月7日(月)

   前週のXRP(リップル)は41円台から37円台のレンジだったが、今週はどうなるだろう。きょうのXRPは39円台から40円台で推移。出来高も少なくボラティリティの低い1日だった。

1月8日(火)

   XRPのレンジは39円台から40円台で、きのうに引き続きボラティリティは低かった。

1月9日(水)

   きょうのXRPのレンジも39円台から40円台で推移した。また、日足でみると一目均衡表(テクニカル分析の一つ。基準線と転換線、遅行スパン、先行スパン1と先行スパン2の5つで成り、先行スパン1と2でつくられる雲と呼ばれる価帯をローソク足と比べて価格水準を判断する)の下降雲に突入したので、今後の展開に注目したい!

1月10日(木)

   仮装通貨市場は全体的に急落。その原因について仮想通貨ニュースサイトのcoinpost.jpによると、香港の仮想通貨リサーチ企業の創設者Tam氏が4万ETH(イーサリアム。日本円で約5億7000万円相当)を移したことにより、Tam氏が売却を考えているのではないかとの憶測が広まり、ETHが急落。それにつられXRPも高値の41円台から35円台まで急落したという。

1月11日(金)

   きょうのXRPは一時37円台に回復したが、終値は結局35円台だった。これによりレンジ相場が崩れ33円台まで下落するリスクが出てきた。ただ個人的に、XRPは最終的には実用化されると信じているので、下落したら買い増したい!!

保有する資産        XRP
前週からの損益  マイナス532円
1月11日現在      7047円

プロフィール
早稲田大学 TKH
政治経済学部2年。趣味は釣りと読書。最近、健康を気遣ってジムに通い始めました。早稲田大学投資サークルForwardに所属。仮想通貨投資は2017年に始めたばかり。投資経験は大学に入って少しかじった程度だが、この1年間はきちんと市場に向き合って利益を得られるよう努めたい。
明治大学 ホフマン
政治経済学部2年、宮崎県出身。好きな芸能人は、ビートたけし。趣味はエレキベース、DJ。最近は映像やVR作品の作成もスタートした。2017年11月から仮想通貨のトレードをスタート。草コインといわれる底辺コインに手を出し資産20倍などを体験したものの、バブルがはじけて激減。取引のbotの作成に取り組むが断念。今回は1万円を元手に取引するということで、1年かけて50%の増額を目指したい。
慶應義塾大学 馬医金満
環境情報学部2年。周りの友達の多くが情報系、バイオ系の研究をしているなか、元日銀審議委員の教授の下、金融政策を学んでいるマイノリティ。4つのアルバイトを掛け持ちして、年に10日もフリーな日がない。仮想通貨の取引歴は1年ほどで、まだまだ初心者。現在、ブロックチェーン技術そのものの仕組みと、時事ニュースに興味津々。仮想通貨で現金100倍! が目標。
國學院大學 億トレーダー
経済学部3年、埼玉県出身。尊敬する人は、井戸実、本田圭佑、大谷翔平、錦織圭。理由は、明確な目的に向かって貪欲に努力できる人だから。将来はスマートフォンのように人々にとって必要不可決なモノを生み出し、世界的な起業家になるのが夢。株式投資をきっかけに投資の世界に入ったが、現在はFXやCFD(Contract for Difference=差金決済取引)を中心に取引している。テッペン狙います!!
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