現地メディアはどう評価? 菊池雄星投手の「英語力」を採点したら......(井津川倫子)

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早くもあだ名は「YK」!?

   入団会見で気になったのは、マリナーズのジェリー・ディポトGMや代理人のスコット・ボラス氏らが、菊池選手のことを「YK」と呼んでいたことです。発音は、そのまま「ワイケー」。「ワイケーが言うには......」「ワイケーは......」と連発していました。

   早くも菊池投手のあだ名は「ワイケー」になりそうですが、イニシャルで呼ぶのはアメリカ流でしょうか?「JFK」(故ケネディ大統領)みたいでカッコイイですよね。

   その「ワイケー」こと菊池雄星投手。会見で、現地記者からマリナーズを選んだ理由を聞かれてこう答えました。

I felt the chemistry between us
(球団との間に、相性の良さを感じた)

   そこで「今週のニュースな英語」は、この菊池投手のことばから、「chemistry」を取り上げます。「chemistry」は学問の「化学」、物質の「化学的性質」を表すほか、二人の間の「相性」や「親和力」も表します。

chemistry between a man and woman
(男女の相性)

There is chemistry between us
(私たちは相性がよい)

They have good chemistry
(彼らは相性がよい)

   形容詞の「good」を「bad」に置き換えると、反対の意味になります。

They have bad chemistry
(彼らは相性が悪い)

   まだスタートしたばかりですが、菊池雄星投手と大リーグの相性はとてもよさそう。菊池投手の今後の活躍もさることながら、記者会見が楽しみです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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