「リファラル採用」が注目されている。友人や仕事の仲間などの社員の人脈で採用情報を広めて、新入社員を紹介、推薦してもらって選考を進めるので、採用企業にとっては適切で質の高い人材を補強できるメリットがあるとされる。
とはいえ、リファラル採用を実施している企業がすべてうまくいっているわけでない。そこには、なんらかの課題があるのだが、それがなにかもわからない。そんな企業のために、国内で初めてリファラル採用に特化したクラウドサービスを提供するMyRefer(東京都中央区)が、リファラル採用のための「24の課題チェックシート」の無償提供を、2018年12月17日に開始した。
ポイントになる「4つのプロセス」の課題を抽出
「24の課題チェックシート」は、リファラル採用を進めるうえで、自社の課題を発見できるコンテンツ。売り手市場のなか、社員が友人や知人を紹介するリファラル採用に取り組む企業は増加。厚生労働省によると、転職者の4人に1人はリファラル採用による転職(2014年労働市場分析レポート)とされ、事業拡大や企業成長にリファラル採用の成功は重要なポイントとなっている。
そこで、MyReferは「24の課題チェックシート」を用意。リファラル採用に取り組みはじめた企業向けに、課題を抽出して採用を成功させるためのメソッドをまとめた。このチェックシートを使うことで、リファラル採用のプロセスごとの取り組みや、自社の課題と課題に対する業績評価指標を浮き彫りにする。
チェックにあたっては、まず自社情報を整理し、採用の実績と目標を定め、リファラル採用制度が社内でどこまで定義づけられているかを把握するところからスタート。これに、(1)協力社員数を増やすためのチェック(2)紹介社員数を増やすための施策のチェック(3)1人当たりの紹介数を増やすための施策のチェック(4)採用者の合格率を上げるための施策のチェック--という4つのプロセスを促進することが成功のカギ。チェック項目は、この4つのプロセスができているかどうかを把握できるようになっている。
同社は「24の課題チェックシート』について、「3000社に及ぶリファラル採用のサポート実績と、蓄積されたノウハウをもとにできたメソッドです」と、胸を張る。