成功者には「共通点」があった! 「お金の増やし方」のコツが見える(J.D.POWER)

提供:J.D.POWER

お買い得情報メールを迷惑フォルダに放り込むタイプは考え直して

   次に気になるのは、金融機関との付き合い方だろう。資産運用を始めると、当然、取引のある金融機関から、ダイレクトメールや、e-メールやSNSを通じてさまざまな情報が飛んでくる。

   運用成功者たちは、こういった情報をどう扱っているのだろうか――。データを紐解くと、自分の保有資産の運用状況は、誰もがしっかり確認しているようだ。さらに、成功者が多い高満足度層ほどキャンペーンや新しい投資商品、マーケット情報など、金融機関からの情報提供をきちんと見ていることがわかる=図3参照

   メルマガやe-メールなどインターネット経由で金融機関から送られてくる情報は、一般的に特定の人にだけ送られるものではなく、顧客に平等に送られてくるものだ。そうした中で、運用成功者はこうした情報にも敏感に反応し、自分なりに咀嚼しているようなのだ。

   加えて、現在お付き合いしている金融機関に、今後どのようなことを期待するかをみると、運用成功者の多い、金融機関への満足度が高い人ほど、保険や相続対策といった直接的な投資や、資産運用以外の情報への関心も高かった。

   これをみても、成功者は現在、自身が運用している投資商品以外にも、広く金融機関から情報を引き出そうとする意欲が感じられる。

   もし、あなたがネットショッピングなどで、一度買い物をした店からのバーゲン情報やお買い得情報をスルーして、すべて迷惑メールフォルダに放り込むタイプの人だとしたら、どうだろう。もしかしたら、「オトク情報」をみすみす見逃していることにはならないか。

   成功者からの2つめのメッセージは、「お金の情報に貪欲であれ!」ということだ。

金融機関からのメール、捨てていませんか?
金融機関からのメール、捨てていませんか?
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本社は、米国カリフォルニア州。顧客満足度(CS)調査、コンサルティング、CS向上教育・トレーニングの専門機関。独自のインデックス・モデルを使って顧客満足や顧客経験の構造を明らかにして正確に測定・指数化する。世界の19 のオフィスで、800人以上のアナリスト、統計専門家、エコノミスト、コンサルタント、消費者行動のエキスパートからなるチームを組成。インドや日本、中国、シンガポールなどのアジア圏のほか、北米、豪州、ドイツ、英国など、世界中で顧客満足に関わる情報を消費者と企業に提供する。
調査対象は、自動車、金融、保険、携帯電話、ホテルのほか、ITソリューション、OA機器、自動車部品など多岐にわたる。
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