【投資の着眼点】これができれば、アナタは「勝ち組」? 自分だけ「ノー」と言えるか!

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自分が決めた「投資ルール」を徹底する

   「超実践 株式投資のプロ技」(彩図社刊)の著者の高野護氏は、投資でうまくいっていた人の多くが、時を経るとともにリスクをとることを恐れて、以前のような成績が上げられなくなる現象の原因を、「人間社会の理想像が、トレーダーとしての成功を阻害する」ことだと結論付けている。

   いったい、どういう意味なのだろうか。それは「リスクをとらなければ、勝てない」という、株式市場の本質にカギがあるようだ。

   そもそも長期的にみれば、投資で利益を上げることができる人は、全体の1割から2割にすぎないといわれている。特に下落相場ほど、投資で利益を上げる人の割合は低くなる。

   全体の1割しか長期的に勝てないということは、長い目でみれば、大衆とは異なる戦略を取らなければ、損をするということを意味している。

   だが、「人と違うことをする」ことは、勇気の必要なことだ。実社会では、あまり他人に同調しない人は自己中心的といった、よくないレッテルを貼られることがある。たとえば、周りが「イエス」と言っている中で、自分だけ「ノー」と言えるだろうか? あまり言いたくはないだろう。

   ところが、株式投資では自分だけが「ノー」と言わなければならない場面が必ずある。株式投資の世界では、いつも「みんなと同じ」ということは、最終的に敗者となることを意味するからだ。

   実社会では、人と違うことは「リスク」であることが多い。しかし、株式市場では積極的に、そのリスクをとらなければならないこともある。

   世の中には、勝者がいれば、必ず敗者が存在する。それは投資の世界でも同じなのだ。だから、「人と違う」ことを恐れることなく、信念をもって投資を行う必要がある。(ブラックスワン)

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