年末年始のドル円相場は、大荒れの様相だ。2018年末にかけてはクリスマス休暇で流動性の薄いなか、米株式市場の急落をきっかけに、ドル円相場は1ドル110円27銭まで下落。25日には日経平均株価の大幅下落で一時110円まで下落した。
その後も乱高下繰り返しながらも、1ドル110円~111円半ばにかけてのレンジ推移。ところが、12月31日には2019年の米利上げの鈍化観測からドル売りが進み、年明けは3日に一時1ドル104円10銭まで、急激な円高が進行。翌4日には、米国の雇用統計の結果が市場予想を上回ったことなどから、1ドル108円半ばを回復した。
荒れるドル円相場に、早稲田大学と一橋大学は目線を「売り」に置きつつも、ここは様子見。明治大学は「予想外」の展開で、こまめに稼いだ分を吐き出してしまった。國學院大学は大学対抗戦始まって以来の、1週間で1万円を超える驚きの利益をたたき出した。慶応義塾大学は取引を見送った。
今年は「売り」目線で攻める(早稲田)
1月3日(木)
2週間ほど前、最後に1ドル113円台で取引してから、ドル円相場はすでに1ドル107円台まで下落している。さらに、きのう一時1ドル104円まで急落。先週に引き続き、またFX取引をはじめて以降、最大の振れ幅を更新してしまった。前週の記事で、今年は1ドル100円もあり得るのでは? と綴ったが、いよいよ現実的なものになってきている。
ここはヘンに反発などを狙わずに、トレンドにそって1ドル107.96円をショートで売ってみた。現在、買い戻しのタイミングをうかがっている。
1月4日(金)
年始の暴落だが、どうやら米アップルが中国経済の減速を理由に、2018年10~12月の売上高を市場の予想より、およそ10%低い840億ドルと業績を下方修正したことによるものとみられているようだ。
中国経済を原因とし、今後ますます米国市場が冷え込むことが警戒され、投資家心理を悪化させた。それで資金が比較的安全とされる円や国債に流入したという。事実、米10年国債は下落して現在の利回りは2.6%ほどである。2018年は全体的に株式市場が好調だっただけに年初はしばらく軟調な動きを見せると予想。今年は常にドル円相場を「売り」の目線からとらえて、機会を逃すことなくしっかりとモノにしていきたい。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
2019年1月4日現在 1万1585円
ドルが下げたところを狙ったけど......(明治大)
12月31日(月)
絶対に年をまたいでポジションは持たない。これだけ気をつけるも、入りたいところもないので取引せず。2018年の取引はこれで終了。
1月3日(木)
寝正月を堪能して昼頃に起きてスマホを見ると、一時1ドル104円台まで下がっている。なにやらAppleだのAIやらなんやらでこうなったらしいがこれは流石に予想だにしていなかった。(笑)
ロングでポジションを持っていたらと思うと気が気でない。
急いで1ドル107.163円で「売り」ポジションを持って、15時に106.910円で決済。夕方、悲痛な叫びとお年玉と喜ぶ人たちをTwitterで見ながら、1ドル107.792円でショート。107.713円で決済して、トータルで287円のプラスとなった。
1月4日(金)
ドルが下げたところを、1ドル108.543円をロングで買った。108.299円で損切りして、244円のマイナス。さらに1ドル108.266円で、ショート。1ドル108.493円で損切りして、227円のマイナスとなった。
取引はすべて1000通貨。損切りやlot数(取引の単位。米ドル円のペアの場合、1ロット1万通貨単位で取引するのが一般的)の設定の管理など非常に勉強できた。とはいえ、マイナス184円。ちょっと、へこんだ。
クリスマスや正月はプレイヤーの数が少なく、動きが悪いと思っていたがそうではなく、人が少ないからこそ動きやすいということを、この数週間で体験できた。ショートでポジションを持って、いきなり大きなお年玉ゲットした人もいるだろうか。今週の掲載が待ち遠しい。
前週からの損益 マイナス184円
2019年1月4日現在 1万1401円
突然のドル暴落に困惑......(一橋大)
1月4日(金)
FX取引を始めてから最初に迎える年の初め。ドル円相場はどういった動きをするのかと思っていたが、一時は1ドル104円台を記録するほどの大暴落。こんなにも大きな値動きは、このコンテストが始まって、初めてなのではないだろうか。
大暴落の理由は、世界景気の減速や米トランプ政権への不安が高まったことなどが考えられると思うが、これらは今に始まったことではなく、このタイミングで暴落が発生したことへの適切な回答とは言えないような気がしている。
株式市場と比べるのは適切ではないのかもしれないが、FXの値動きは難しいな、と改めて実感した。株式の場合、こんなにも暴落するときは、おおよそ企業の不祥事やかなり悪い決算が発表されたときぐらいだが、FXでは市場の予想を大きく外す大暴落を警戒し続けなければならないようだ。
そんなこんなで、かなり大きな値動きがあったわけだが、少なくとも今後も円安方向に進んでいくというトレンドは確認できたので、1ドル107.916円で「売り」注文を入れた。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
2019年1月4日現在 1万101円
ドル円相場は104円に、再び向かう(國學院大)
新年、明けましておめでとうございます。
1月2日(水)
保有するポジションのうち、未決済は以下のとおり。
ドル売りで、1ドル110.85円、110.79円、110.42円、110.35円、110.32円。これらのポジションに、また新しくドルを売り。1ドル109.20、109.13円、109.00円、107.75円を追加した。
1月4日(金)
保有しているポジションを、1ドル108.42円で、すべて決済。トータルの利益は1万2030円だった。
今週を振り返ると、2018年ごろに保有していたドル円のショートポジションがうまく下落トレンドに乗っていたところにある。2019年初めに為替の暴落が起きて様子見していたが、ショートカバーが多くなってきたために買い戻した。
来週からも依然として戻り売りを狙っていきたい。再度つけた104円にまた向かうのではないか。上昇のシナリオ、下落のシナリオどちらも考えながらトレードしていきたいと思う。
前週からの損益 プラス1万2030円
2019年1月4日現在 3万1030円
今週の取引は見送り(慶應大)
新年の休みを利用して旅行に出かけたため、取引は見送り。リフレッシュできたので、来週から気持ちを新たに頑張ります!
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
2019年1月4日現在 1万0260.23円