【企業分析バトル】荒れる株式市場で「持ち直し期待」セブン&アイHDの「底力」を探る(早稲田大)

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好調な海外事業、東南アジアに期待

   海外コンビニ事業にも大きな力を注いでいる。じつは海外コンビニ事業の収益は第2四半期決算では7486億円にのぼり、連結営業収益の4割以上を担っている。

   もともと、セブン-イレブンは米国が発祥だったが、経営破たんした際にイトーヨーカ堂がこれを買収。現在はセブン&アイHDの子会社となった経緯がある。2017年には米国のガソリンスタンド・コンビニエンスストアを手掛けるスノコから事業の一部を買収。米国でも店舗を着実に増やしている。

   同社は中国・北京市や上海市などに約2800店舗を展開。2018年12月には中国西北部の陝西省にコンビニを出店することを決定した。人口増加と経済成長が続く中国の内陸部での出店が売り上げ拡大の大きな助けになりそう。加えて、東南アジアへの出店もさらなる営業収益をもたらすと予想できる。

   次に業績・財務の推移を調べた。2018年3月期決算では、売上高がわずかに2016年に及ばなかったものの、営業利益、経常利益、純利益は過去最高益となった。さらに2018年度第2四半期決算では、売上高を含めてすべての利益が前年同期を上回っていた。

   2019年3月期決算でも増益が予想され、株価上昇が期待できる。総資産利益率(ROA)と自己資本利益率(ROE)をみると、それぞれ3.3%、7.6%とさほど高くないが、これは経営規模が巨大だからで、問題ないと判断する。

   株式市場全体の地合いは悪いが、そろそろ「底」であると期待し、1株当たり4536円で買いを入れた。

【株式取引ルール】
・月200万円を上限に最低1銘柄(企業)を選ぶ、バーチャル投資です。
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プロフィール
早稲田大学 KI
政治経済学部1年。好きな事業家は、松下幸之助。中学・高校ではテニス部に所属。カラダを動かすことが趣味。将来の夢はお金持ちになること!(笑)期せずして経済学部に進学することになり、経済を知るには何を勉強すればいいだろうと考え、株に興味を持つ。現在、先輩に教わったり本を読んだりして、日々勉強中。愛媛県出身。
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