「アベノミクス」効果あった? それでも庶民生活が苦しいワケはこれだ!(城繁幸)

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消費増税反対! 社会保障削減も反対!!

   では、処方箋はなにか。社会保険料ではなく消費税を引き上げるか、高齢者向けの社会保障をカットするかのいずれかしかない。

   さて、そういう意味で言うと、そのどちらも声高に反対している政党が一つある。他でもない日本共産党だ。

   だから、先の政治家は「アベノミクスのせいで庶民は余裕がなくなった」のではなく、「我々の主張にそった政策が行われてきたため、勤労世帯はこんなに貧乏になりましたよ!」と、胸を張って自慢すべきだろう。

   ちなみに、連合は本音では社会保険料の引き上げにカンカンなので、その支援を受ける立憲民主党、国民民主党はいずれ増税支持にまわるだろう。(城繁幸)

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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