水漏れ、解錠、トイレ修理...... 緊急時の「レスキューサービス」にトンデモ料金!

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日頃から評判のよい業者のリストをつくろう

   こうした事例に共通しているのは、

(1)業者が誰かの紹介ではなく、インターネットなどを通じての初対面である。
(2)複数の業者から見積もりをとるなど、比較検討をしていない。
(3)そのため、「見積もり無料のはずが、見積もり費用を請求される」「見積もりのつもりで業者を呼んだのに、その場で高額な契約をするよう急がされる」など、業者のペースにすっかり巻き込まれてしまう。
(4)そして、ずさんな工事をされたり、解約時にキャンセル料を請求されたり、クーリング・オフに応じてもらえなかったり、トラブルを招いてしまう。

   ことなどだ。

   トラブルを防ぐために、国民生活センターではこうアドバイスする。

(1)広告の表示や電話で説明された料金を絶対にうのみにせず、業者に念を押して確認する。広告で「○○円から」とあったり、電話で「××円かかる」と説明されたりしても、現場の状況次第では追加料金がかかる場合が多いので、「業界最安値」と記載されていても安易に飛びつかない。
(2)契約する場合は複数社から見積もりを取り、サービス内容や料金を十分に確認して慎重に業者を選ぶ。また、見積もりに来てもらう場合は、事前に、見積もりに当たっての料金が発生するのか、キャンセル時にキャンセル料があるのか、必ず確認する。
(3)緊急を要するトラブル発生に備え、事前に近隣の業者の情報を収集しておく。特に水漏れやトイレ修理、鍵開けなど緊急を要する時は、焦って冷静な判断ができない場合が多い。日頃から評判のよい住宅メーカーや水道施工業者、合鍵業者などの連絡先をメモしておくとよい。
(4)料金やサービス内容に納得できない場合は、きっぱりと契約を断る。見積もりを取るつもりで自宅に訪問した業者とその場で契約したケースでは、「特定商取引に関する法律」(特商法)のクーリング・オフを請求できる場合がある。

   トラブルになった時には消費生活センターにすぐに相談してほしい。(福田和郎)

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