社長に直訴も取り合ってもらえず......
希望どおりの職業に就きながら、ゴミが気になって辞めるなんてもったいないと思いました。
そこで彼は、ゴミ捨ての際に周囲の社員に「一緒に捨てておきますね」などと声をかけながら捨てることにしました。先輩たちがゴミ捨ての必要性に気づいてくれたら、と期待して。
ところが彼の思いと裏腹に、彼は「掃除係」認定されてしまい、他の社員はますます片づけなくなったというのです。
彼は次第に出社時になると気分が落ち込み、社長に直訴しても取り合ってもらえず、結局会社を辞めました。
彼がいた会社は、社員の多くが片づけ下手という珍しいケースでしたが、どの会社のも片づけ下手な人は一定数います。
「整理整頓」は不用品を処分し、使いやすいようにルールを決めて使ったら元の場所に戻すことが基本です。片づけを習慣化することは、思考の整理と効率的な仕事に繋がります。職場内の整理整頓は、情報紛失など不祥事防止はもちろん、働きやすい職場環境のためにも必要です。
清潔な職場で、新しい年を気持ちよく迎えたいですね。(篠原あかね)