「外国人材拡大」を日本に住む外国人に聞く 一番困っている問題は意外にも......

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日本語の難しさより困る事務手続きの煩雑さ

   日本人よりも賃金が「低い」と答えた人は、こんな意見を述べている。

「日本人のほうが給料はよい。なぜなら私は基本的な日本語しか話せないから。この差を埋めるためには、双方の努力が必要だ。日本企業はそれぞれの業務基準によって必要な英語スキルを向上させ、外国人も日本語を勉強しなければならない」(セネガル、東京都・20代女性)
「はじめは今より高い給料でのオファーだった。しかし、母国での勤務経験はカウントされず、結果母国よりは給料はよいが、日本人と比べると低くなった」(フィリピン、東京都・50代男性)
「日本人講師はボーナスがあるが、外国人講師にはボーナスがありません」(カナダ、兵庫県・20代女性)

   「日本で暮らすうえで、問題や障害に感じていること」を聞くと、外国人が日本の生活で一番困っているのは、意外にも日本語の難しさという言葉の壁より、「さまざまな事務手続きが難しい」(26%)ということだった。次いで「日本語ができない」(21%)、「情報にアクセスしにくい」(14%)。この3つが大きな障害になっている。

   「事務手続きの難しいさ」には、具体的には「いろいろな手続きが外国語に対応していない」「海外のクレジットカードに対応していない」「書類での手続きが多すぎる」「税金関連の情報が難しく、外国人に明確ではない」「クレジットカードやローンの取得は簡単ではない」といった声があった。

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