SDGsの基礎(その4) 日本にとってのSDGs(大和総研 太田珠美)

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SDGsは全員が「主役」

   こうした課題を政府や官公庁といった公的部門だけで2030年までに解決するのは難しく、民間の力が期待されています。
解決に必要な人員や資金などのリソースが限られるということもありますが、いずれの目標も、多くの人の協力なしには達成できません。
たとえば、優先課題(5)では省エネの推進や持続可能な消費の促進が掲げられていますが、政府がいくら制度を整備しても、企業や消費者が広く実践していかなければ、絵に描いた餅に終わってしまいます。
いかに多くの人が理解して取り組むかが、SDGs達成に向けた重要なポイントと言えるでしょう。(大和総研 金融調査部・主任研究員 太田珠美)

太田 珠美(おおた・たまみ)
大和総研 金融調査部・主任研究員
2003年、大和証券に入社。支店営業や経営企画部を経て2010年に大和総研に転籍。投資戦略部で日本株式市場を担当したのち、資本市場調査部(現・金融調査部)でコーポレート・ファイナンスを担当。
著書に、「証券市場のグランドデザイン -日本の株式市場はどこに向かうのか-」(中央経済社、2012年12月、共著)。東京工業大学大学院非常勤講師(2017・2018年度下期)。
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