SDGsは全員が「主役」
こうした課題を政府や官公庁といった公的部門だけで2030年までに解決するのは難しく、民間の力が期待されています。
解決に必要な人員や資金などのリソースが限られるということもありますが、いずれの目標も、多くの人の協力なしには達成できません。
たとえば、優先課題(5)では省エネの推進や持続可能な消費の促進が掲げられていますが、政府がいくら制度を整備しても、企業や消費者が広く実践していかなければ、絵に描いた餅に終わってしまいます。
いかに多くの人が理解して取り組むかが、SDGs達成に向けた重要なポイントと言えるでしょう。(大和総研 金融調査部・主任研究員 太田珠美)