株式市場を明るくした平成のナンバーワン総理は? 安倍首相ではなくアノ人だった!

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2020年東京五輪後の日経平均予想は?

   また「平成」を振り返り、「株式市場を明るくした平成の総理1位は誰か」を聞くと、1位「小泉純一郎」(31.1%)、2位「安倍晋三」(30.6%)が断トツのツートップとなった。3位「竹下登」(8.2%)、4位「小渕恵三」(6.1%)、5位「麻生太郎」(6.0%)となり、安倍政権下で財務相をも務めた麻生氏の評価の低さが目に付く。 小泉氏の「聖域なき構造改革」や、安倍氏の「アベノミクス」などの政策が印象に残っている人が多いようだ=図表4参照

株式市場を明るくした平成の総理ランキング
株式市場を明るくした平成の総理ランキング

   さて、来年(2019年)以降の経済の展望を投資家はどうみているのか――。

   「消費税増税で日本の景気は後退すると思うか」を聞くと、74.2%が「そう思う」と答えた。投資家の大半が消費税増税による景気悪化を予想している。「米中間の貿易摩擦が、日本に悪影響をおよぼすと思うか」を聞くと、「そう思う」が78.5%となり、こちらも景気後退の引き金になると不安視している。また、英国のEU離脱も日本に悪影響をおよぼすと考えている人が55.1%おり、このワーストスリーが危険要因だ。

   こうしたことから、2020年12月末の日経平均株価はどうなるのだろうか。投資家に大胆に予想してもらうと、平均は「2万3054円」だった。ちなみに、調査期間中(2018年11月21日~11月26日)の日経平均株価は、最安値2万1243円38銭~最高値2万1838円10銭)だから、最高値より、約1200円高い。これは、マイナス要因のワーストスリーを考慮しつつも、2020年の五輪景気に対する投資家の期待が感じられる結果となった=図表5参照

2020年12月の日経平均株価予想
2020年12月の日経平均株価予想

   なお調査は、2018年11月21日~26日に、全国の20~79歳の投資経験者1000人を対象にインターネットで実施。12月7日に発表した。投資対象は、日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなど。(福田和郎)

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