モテ社長の理想が高すぎやしないか
最後に「あなたが思う『モテる社長』のイメージに近い有名人」のベスト10位を聞いている。1位に福山雅治、2位佐藤浩一・渡辺謙、4位阿部寛、5位高橋克典...... などとなっている=図表4参照。モテ男ランキングでは常連の福山雅治だが、社長サンの目から見ても「かくありたい」と目標に思う存在らしい。少々ムシがよすぎる気がするが、西川さんは別の見方を示した。
「この中では、モテ社長としても理想のタイプは福山雅治だけだと思います。残りの人たちは全員、経営者として、あるいはリーダーとして、こんなタイプになりたいという男っぽい人ばかりです。いわば社長サンの男が男に惚れる憧れの存在だといえるでしょう」
確かに、阿部寛はテレビドラマ「下町ロケット」、役所広司は「陸王」、堤真一は「マッサン」で、それぞれ町工場の熱血社長を演じている。渡辺謙も「西郷どん」の島津斉彬役で、幕末日本の改革リーダー役として存在感を見せた。社長サン、女性にばかりうつつを抜かしているわけではなかったのですな。少し、安心しました。
なお調査は、全国の20~59歳の100人の男性経営者(従業員数2~300人未満)を対象に2018年10月11~12日にインターネットで実施した。100人のうち71人が既婚、29人が独身だった(福田和郎)。