贈り物に「4200万円の家」や「現金100万円」
さらに、「1回のデートで使う平均額と、過去に1回のデートで使った最高額」を聞くと、さすがに一般サラリーマンとはケタが違う。
1回のデートで使う平均額は「3万7000円」。最高にカネをかけた「勝負デート」の平均額は「27万9000円」だった。先の「接待編」では、「勝負接待」にかける平均額は「26万3000円」だったから、それより1万6000円多い。社長サンは、社運を賭けた勝負接待より、恋愛運を賭けた勝負デートのほうを重視するのだ。
ちなみに、「これまでに女性にプレゼントした最も高価なものとその金額」を聞くと、次のようにピンからキリまであった。
バラの花2万円(44歳、埼玉県)
ゴルフクラブセット30万円(58歳、北海道)
ブランドバッグ60万円(38歳、岐阜県)
現金100万円(59歳、愛知県)
指輪600万円(46歳、滋賀県)
乗用車1200万円(54歳、埼玉県)
家4000万円(49歳、京都府)
「4000万円の家」はともかく、「現金100万円」はプレゼントとしてアリか?
また、1回のデート(1日の飲食・プレゼント・宿泊費など)にかけた最高額を聞くと、「1000万円」という驚きの答えがあった。これには西川さんも「よほど高い宝石でも贈ったのか、いろいろ妄想はできますが、社長サンのすることは謎が多いのです」と説明不可能だという。
経営で忙しいはずの社長サンは恋でも悩みが尽きない。「社長になってから恋愛で悩んだことがあるか」を聞くと、4人に1人の24.0%が「ある」と答えた。
しかも、「経営と恋愛、難しいのはどちらだと思うか」を聞くと、「恋愛の方が難しい」と答えた人が28.0%もいた。その声を聞くと――。
「いまだに女心がわからない」(51歳、大阪府)。
「ビジネスでの対人関係のほうが、思考がシンプルなので」(42歳、徳島県)。
「(妻に)バレずに、できるか」(40歳、大阪府)。
ビジネスでは百戦錬磨の社長サンも、恋愛は相手の心が読めず、苦戦することがあるようだ。西川さんはこう語る。
「3割もの人が恋愛のほうが難しいという結果には、ええ~と驚きましたが、逆に社長サンらしいと思い直しました。ある社長は、経営は決断の連続でいかないと生き残れないと言っています。逆にいうと、ドライにバシバシ自分で決めていくとうまくいくのがビジネス。しかし、女性って男性の思いどおりにはいかないですね。恋愛は、社長サンの一番の不得意分野ではないでしょうか」