「勝負接待」と「勝負デート」が同じ場所の理由
ユニクロの服にオメガを腕にはめるとは、成金趣味の雰囲気も漂うが......。それはともかく、いったんデートに持ち込むと、やはり惜しみなくカネをかけるようだ。「テッパンのデートスポット」の回答が、いかにも社長サンらしい(複数回答)。
1位は「隠れ家的なレストラン」(40.0%)、2位は「割烹・小料理店」(27.0%)、3位は「高級レストラン・ホテルのレストラン」(26.0%)と、いずれも高くて、ひっそりとした個室付きの場所が上位に入った=図表2参照。社長サンは秘められた恋を望むのだ。 西川さんはこう指摘する。
「この傾向もじつに社長サンらしくて、おもしろい結果でした。以前、『接待編』で、会社にとってここぞという大事な商談『勝負接待』に使う場所を聞いたのですが、デートの場所と同じ順序になりました。社長サンは、ビジネスもデートも落ち着いた個室でするのが好きなようです。同じ店なら従業員とも気心が知れて、シークレットが守れますからね」
なるほど、勝負接待と勝負デートが同じ店とは! 同じ店なら秘密も守れるうえ、デート費用を接待費で落とすこともできるかもしれない。一石三鳥のメリットがありそうだ。