ブライアン・メイも太鼓判 アカデミー賞の行方は?
世界的な大ヒット映画「マンマ・ミーア!」や「美女と野獣」の興行収入も抜くのではないか、という勢いの「ボヘミアン・ラブソディ」。ここにきて、賞戦線にも影響が出ているようです。
映画でフレディ・マーキュリー(享年45)を演じた米国人俳優ラミ・マレック(37)が、フレディの生き写しと評される演技から、アカデミー主演男優賞にノミネートされるだろうという声があがっているのです。
クイーンのギタリストだったブライアン・メイ(71)も、ラミ・マレックの演技を高く評価して、アカデミー賞ノミネートの太鼓判を押しています。
He's incredible.
(ラミ・マレックはすばらしい)
Without doubt he'll be on the nominations list for an Oscar and well deserved as well."
(間違いなく、彼はオスカーにノミネートされるだろうし、オスカー像にふさわしい)
without doubt:間違いなく、疑いの余地なく
deserve:値する、ふさわしい
「オスカー像」とは、アカデミー賞受賞者に送られる男性像のこと。誰よりもフレディ・マーキュリーを知る元メンバーの「太鼓判」は、何よりも説得力があります。
これから始まる賞戦線が楽しみですね。
それでは、「今週のニュースな英語」は、ブライアン・メイのコメントから「deserve」(~に値する)を取り上げます。
後ろに名詞を持ってきて、「~にふさわしい」という使い方が一番シンプルです。
You deserve this prize.
(君はこの賞にふさわしい)
You deserve a huge bonus.
(君は、巨額のボーナスをもらうにふさわしい)
The movie deserves the award.
(この映画は、その賞を受けるに値する)
「よくやったね」「頑張ったね」「よい成績だね」というニュアンスで使うことが多いのですが、皮肉っぽく使うこともあるようです。
You deserve it.
(自業自得だよ)
ブライアン・メイは、もちろん称賛の意味で「deserve」を使っています。
アカデミー賞を受賞するかどうかはこれからの興行成績次第なのでしょうが、個人的には、アカデミー賞の授賞式で「we are the champions」を聴きたいです!(井津川倫子)