「攻略法」は週末に!(國學院大)
今週(11月26日週)は週初めの東京時間からドル円相場が動きだしてしまったため、ノートレードに終わった。そこで1週間を振り返ってみて、どこでトレードすればよかったのかを復習してみたいと思う。
ポイントの一つめは、11月26日(月)の東京時間9時30分から10時までに、前週の23日(金)の高値1ドル113.0円を抜けるところ。エントリーポイントは1ドル112.94~113.0円あたりで、112.85円に損切りを設定して取引してみても、リスクリワード(利益と損失の割合)1対2は超えているポイントになった。
二つめのポイントは、同日(11月26日)の欧州からニューヨーク時間にかけて、ドル円は1ドル113.15円を割らず、20期間の1時間足の移動平均線(過去の一定期間の価格平均をチャートに示したもの)が上向きでついてきている展開。エントリーポイントは1ドル113.25~35円で、損切りは113.15円もしくはそれよりも下でもいい。その後もドル円は上昇し続け、一度114円にタッチしてから下落という流れに。ここのポイントもリスクリワードの高いトレードポイントになった。
この記事を読んでいる方も1週間が終わって疲れているかもしれないが、土日になって為替市場が閉まっているときに、止まっているチャートを見てほしいと思う。平日にチャートが動いているときと違って、さまざまな感情が出ないので落ち着いてチャートを見られるようになる。
また、ここでチャートの値が伸びるのか、それともここは手を出さないほうがいい、などといった発見があるかもしれない。
来週からのドル円相場は、上か下かどちらかに動いてからトレードしていきたい。今週はFOMC(米連邦公開市場委員会、パウエルFRB議長)の発言があったが、その後もレンジを形成する値動きだったので、12月は慎重に取引していきたい。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月30日現在 1万5380円