職場のトイレで昼食後に歯を磨く人は多いだろうが、磨いた後の歯ブラシはどうしている?
濡れたまま歯磨きセットケースに戻している? それとも......
なんと、女子トイレのハンドドライヤーで乾かすことが流行っている会社があった。インターネットで画期的な(?)方法が伝わると、「ナイス・アイデア!」と称賛する声と、「気持ち悪すぎ!」と嫌悪する声の賛否両論が起こっている。ハンドドライヤーのメーカーに「アリ」かどうかを聞いてみた。
神経質に気にしていたら、トイレで歯磨きやうがいはできない
話題のきっかけになったのは、読売新聞の女性向けサイト「発言小町」(2018年11月11日付)に掲載された「職場のトイレ、手を乾かす機械で歯ブラシ乾かすって」というタイトルの投稿だ。
「転勤してきた人が、お昼休みに職場のトイレで歯みがきをして、その後手を乾かす機械で歯ブラシを乾燥させています。それを見た他の社員が、次々に真似をして、今では5人以上の人が歯ブラシを乾燥機で乾かしています」
というのだ。
投稿者は、衛生的なことはわからないが、手を入れる機械に歯ブラシを入れたら、唾が機械の中に飛び散ったりしないかと心配。「それ以来、トイレの手を乾燥させる機械を使いたくなくなったけど、これって常識的にどうなの?」と、問いかけた。
この投稿に、少数だが、歯ブラシを乾かす画期的な方法に称賛する声があった。こんな意見だ。
「(投稿者は)神経質だなという印象。そんなことを気にしていたら、洗面所で歯磨きやうがいをする行為はどうなのって聞きたい」
「湿ったまま保管するよりはきれいな気がしますね。滅菌できるような高温になるわけじゃないので、あくまで『気がする』だけですが。紫外線照射併用ならより効果がありそうな『気』がします」
しかし、大半は「うへぇ~、不潔!」「げぇっ、あり得ない」という嫌悪感をむき出しにする批判派が占めた。こんな指摘が相次いだ。
「洗ったとはいえ、不特定多数が排尿排便後に手を差し込むものに、口に入れる歯ブラシを入れることが考えられない」」
「ハンドドライヤーの中をのぞいたことがありますか? いつも湿っていて、ホコリや髪の毛がこびりついています。そんなところで歯ブラシを乾かすなんて、ぞっとします」
「そもそもトイレのハンドドライヤーは、手に付いた細菌を拡散させると同時に、空中に浮遊する細菌を手に付着させる危険があるという研究があるそうです。歯ブラシの細菌が拡散されるのと同時に、歯ブラシに細菌が付着する恐れもあるということです