トラブルの場合は看板の写真と領収書をとっておく
こうした事例について、国民生活センターではこうアドバイスしている。
(1)「1日最大○○円」などの大きな表示だけでなく、その他の条件も事前に確認すること。料金には、最大料金の適用回数(1日だけかどうか)や場所、時間帯などに細かい条件がついていることが多い。また、平日か休日かでも料金が異なる。特に、年末年始やイベント開催時は高額の特別料金が発生する場合が多いから注意しよう。
(2)入り口付近や精算機付近の詳細案内に必ず目を通し、利用料金や利用条件をよく読んで確認する。また、アプリやホームページに詳しい料金の説明があるコインパーキングもあるので、活用するとよい。
(3)駐車券を紛失すると、高額な請求を受けることが珍しくない。駐車券は精算時まで大切に保管しよう。駐車券を紛失しても、事業者によっては返金対応を行っている場合がある。駐車券紛失時の取り扱いや手続きは、看板に表示している利用規約に定められているはずなので、事前に一読しよう。
(4)その利用規約は、駐車場内の利用者が気づきにくい場所に表示されたりすることもあるので注意しよう。
(5)トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センターへ相談する。相談の際には看板等の表示について、写真で記録を残しておくとよい。領収証も保管しておこう。
(福田和郎)