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日本は知財をもつ研究開発型ベンチャーへの投資が遅れている

「自分が先陣を切って、突破口を開く」(ポー社長)
「自分が先陣を切って、突破口を開く」(ポー社長)

   研究・開発がはじまったのは2007年。ポー社長は、「ほんとに、みるみるうちに半導体が薄くなってくのが見えるんです。これが本物なんだと思って。そこから生産速度が変わって、1枚のウエハーの1枚1枚がいっしょにくっついて、生産、加工補強されるのでウエハーの枚数分だけ、つまり何百万枚が必要になるわけです。これは従来のビジネスモデルではない、数千億円の市場であることがわかりました」という。

   この市場のトップランナーになれるチャンスが到来したわけだ。

   「電気自動車や自動運転車、太陽電池にカメラのSIMセンサーなどには、薄型ウエハーがどんどん要求されてきて、この1年間でうちに多くの案件が集まりました」と、ポー社長。 半導体デバイスの薄型化、大口径化は確実に進む。「たとえば、韓国では新たなテクノロジーがあれば、そこにベンチャーキャピタルの資金が集まります。しかし、日本はそれが成り立たないんです。モノは壊れないかどうかが大事だし、トラブルが起きたときの保証は? などという。それは商慣習なのでしょうが、日本は遅れています」と指摘。「なので、自分が先陣を切って、突破口を開いていきたい」と、力を込める。

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