72万円付近で推移していたビットコイン(BTC)が、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(仮想通貨のルール変更の際、旧ルールを無視して新たなルールを適用することで旧ルールとの互換性がなくなること)を前に大幅に下落。BTCは60万円台を割り込み、年初来安値を更新した。その動きにつられて、仮想通貨市場はリップル(XRP)やイーサリアム(ETH)も急落する流れに......
早稲田大学のTKHは様子見を決め込み、明治大学のホフマンは「波」に乗れず、悔しさがにじむ。國學院大學の億トレーダーが泣き、慶応大学の馬医金満も取引を見直そうかと考える。
「落ちてくるナイフからはおとなしく離れておく」(早稲田大)
11月16日(金)
前週は仮想通貨市場の一斉暴騰にうまく乗れずに傍観を決め込んだが、今週も急上昇直後の仮想通貨など、危なっかしすぎて触る気はせず、前週のスタンスを崩さすに様子見を貫いた。
自分の行動の一貫性が、功を奏したようだ。BTCは15日夜から、すでに9月末からこれまで2か月間も続いていたレンジ圏内から抜けて、急落をはじめ下落局面にシフトした。その後、朝方に反発して一時66万円近くを付けたもののそのまま失速。60万円を割るなどしたものの新たに62万円台付近での推移が続いている。
加えて、従来のサポートライン(下値支持線。相場がその水準を維持して、そこから下落しないとみられる水準)を抜けてしまったため、この下落トレンドは当面継続していくと考えたい。
前々週まで何度か取引を重ねていたBCHは、先日ついにハードフォークが行われた。価格を振り返ってみると、11月8日にマークした7万2000円をピークに、そこから下げに下げて約1週間で4万円手前まで下落し続けた。この価格はつい2週間前に取引していた価格の3分の2で、市場が荒れ狂っているときは素直に撤退するに限ると改めて実感した。
いくらこの数か月の安値を更新しているとはいえ、このような見通しの立たない相場を目の当たりにして参入しようとは思えないため、しばらく落ちてくるナイフからは、おとなしく離れておく。
保有する通貨 XRP
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月16日現在 1万123円
悔しい...... ETHの含み利益がパーに(明治大)
やってしまった!
まだ基準の1万円を割らなかったのでいいが、欲をかきすぎてしまった。前回2万1900円で購入していたETH(イーサリアム)は、一度は2万5000円を付けるところまでいった。その後の上昇を期待していたが、期待どおりには上がらず、価格は2万円を下回ってしまった。
損切りを、2万2000円で指値を入れていたので、結果的にはプラスで終わることができたが、やはり悔しい。今回、利益を確定できなかった理由としては、未だに仮想通貨を単なる投資対象として見ることができないことにあると思う。
2017年に仮想通貨バブルを目の当たりにし、自分の「推しコイン」のようなものを、みんなが持っていた。そしてブロックチェーンの可能性を信じて、多くの投資家が仮想通貨やブロックチェーンの未来に投資していたのだ。
前年の仮想通貨の暴落で、その考えは単なる思い込みで、投資には不向きと気づいたが、その考えを捨てきれていなかった。それもあって、年末にかけて価格が上がると思い込んだ。まだ十分にブロックチェーン技術が進歩していないのに......
これだけ暴落したのだから、もう一度高騰するのには、現実的なプロダクトが必要になる。それはもう2、3年後の話になるだろう。その考えを無視して、年末の理由ない高騰にかけていた自分がいた。反省である。
保有通貨 なし
前週からの損益 マイナス1137円
11月16日現在 1万450円
XRPの保有、考えないと......(慶應大学)
こんにちは。馬医金満です。
今週はちょっと大変...... BCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォーク騒動もあり、主要の仮想通貨は軒並み価格が下落した。
以前保有していたBTC(ビットコイン)は、今後売らないとまた値段が上がるのは随分先になるなと思い、71万7000円(70万6702円で買い)で売った。66円の利益を確定させました。(恐れ入ります。66円の利益確定であっていますか? なぜ、このようになるのですか?)
XRP(リップル)は変わらず、ホールド(保有)している。11月16日現在、52.5円(49.2円で買い)なので、まだ利益は出ているが、前週に比べるとだいぶ落ち込んだ。
今後については、値動きを見つつ、もし今後も上昇の気配がなさそうだと感じたら作戦を変えていくかもしれない。最後まで保有するといっていたXRPも手放すかも?
悩みに悩んでいる。ではまた!
保有通貨 XRP
前週からの損益 マイナス521円
11月16日現在 1万527円
損切りする勇気をもつ(國學院大)
11月12日(月)
前週購入したXRP(リップル)。前週末時点では値下がりして、現在も含み損を抱えているが、前週末よりも値上がりして最高値で1XRPが59.692円と回復していた。
明日には購入価格よりも上昇すると考えたのでポジションは維持した。
11月13日(火)
保有するXRPのこの日のレンジは、57.180円?59.601円。終値は57.425円で前日よりも値下がりしたが、許容範囲だったため、ポジションを維持した。
11月14日(水)
XRPが大幅に下落した。この日のレンジは1XRPが安値50.123円から高値57.982と、ボラティリティが高かった。終値は55.400円となんとか55円台は維持できたので、正直安心した。また、ふだんの倍ほどの出来高だった。
11月15日(木)
まだボラティリティが高い。XRPのレンジが高値55.700円?安値48.801円。終値は53.900円で、この日も出来高の大きい一日で、売り優勢で推移した。
11月16日(金)
XRPのレンジは高値54.499円?安値52.030円。出来高は落ち着いてきた。また買い優勢の出来高になったので、ここで相場は止まると考える。
ポイントとしてはXRPの日足チャートの一目均衡表が上昇雲に触れそうになっているので、この上昇雲より下に抜けたら、一たん下落するのではないかと。そう考えると、前週購入したXRPを週の前半の55円以上の価格で損切りするべきだった。そして、低価格でロングで保持すれば、損切りした部分を取り戻せたのではないかと考える。
今回は長期保有することに甘えてしまい、損切りの決断ができなかったのが失敗だった。次は勇気をもって損切りしたい。
保有通貨 XRP
前週からの損益 マイナス441円
11月16日現在 9185円