日経平均株価の回復などを材料にドル買いが優勢となった2018年11月12日、ドル円相場は一時114円25銭を付けた。しかし、翌13日には前日の米国株式市場の下落を受けて日経平均株価も一時700円を超えて急落。ドル円相場も113円台半ばまで下落した。
その後も米中貿易協議に関する中国側の前向き発言や、英国のEU離脱をめぐる報道に114円~113円台半ばを行ったり来たり。週後半に、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の「世界経済の減速」発言をきっかけにドルが下落する展開となり、ドル円相場は一時112円65円まで値を下げた。
そうしたなか、「負けない」國學院大学がプラスを積み上げ、一橋大学も少しずつ盛り返す。明治大学は様子見。早稲田大学はマイナス。慶応大学は売りポジションを保有したまま、週を越えた。
小刻みな動きに堪らず買い戻し(早稲田大)
11月9日(金)
米中間選挙後のドル円市場のもみ合いも落ち着いてきたとみて、ショートで1ドル113.59を売った。この先もイマイチ方向性のつかめていない株式市場に、ドル円相場は強く影響されながら動いていくだろうが、前週の記述どおり、気長に1週間くらいのスパンをみて買い戻すタイミングをうかがいたい。
11月12日(月)
この日のドル円相場は1ドル114円まで回復。さらには一時114円25銭までつけて、焦る。しばらくして相場は落ち着いたものの、売ったときの価格より0.5円も高い114円台で推移。続伸にも注意したいところだが、米ダウ平均株価が11月8日にピークアウトしていることを考えると、また株式市場が短期で下落に向かうことでドル高ムードも一たん収まると考え、そのままポジションをキープした。
11月15日(木)
米株式市場は下げ、ドル円相場も現在は1ドル113円半ばに収まっている。ここ数日の為替相場は、どうやら英国のEU離脱問題がひとつの大きなファクターになっているようだが、それに対する楽観論が拡がり、日本時間深夜では円高が進行。1ドル113.1円近くまで付けるに至った。
さて、ショートポジションについてだが、売った直後に1ドル114円台まで急上昇し、精神的な不安もあり、きょう113.57円まで戻った際、この機会を逃すまいとすぐに成り行き注文を出して買い戻した。
しかし、どうやらスワップポイントで損益を出してしまったようで、マイナス32円。現在総資産が1万321円となった。
前週からの損益 マイナス32円
11月16日現在 1万321円
欧州時間の取引に徹する(明治大)
11月13日(火)
記事を確認。早稲田大学がプラス449円で、総額1万353円ですぐ近くに。國學院大学は今週もプラスで総額1万3590円と、ますます差をつけられてしまい焦るが、方針どおり欧州時間メインに取り引きすることにする。
前日12日は一時1ドル114円まで上がるも、反発し帰ってきた。どう動くかまったくわからないため、様子を見た。
11月15日(木)
今週は一時1ドル114.2円まで上昇し、その後113.6円あたりで反発してから、今日はだいぶ落ち着いて、レンジ相場に入った気がする(18時現在)。
ここから、また上がるか下がるか――。113.6円を割れば下がっていくだろうし、114円は越えても115円に近づくことは厳しいと思うので、個人的には下がっていく傾向にあると感じる。ブレイクしたときに動けるように、この日は相場に張りつくことにする。
11月16日(金)
これまでの取引で、時間を決めるというのは大事なことではあると思った。しかし、相場停滞後のブレイクやラインを引いて反発狙いなどのほうが、個人的にやりやすい気がするので、もちろんメインは欧州時間だが、自分の線を信じて勝負に出たいと思う。
昨日の15日0時の停滞後のブレイクなどは時間が時間で狙いにくいが、個人的には狙いにいきたいところで、今後はFXを見られる時間内でラインを引き、停滞後のブレイクなどで仕掛ける方針でいきたい。
今週は取引しなかった。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
11月16日現在 1万746円
利益確定ラインで欲張りすぎた、その結果......(慶応大)
今週の取引は負け続けていることを念頭に置き、取引の数を抑えていこうと考えた。
週初から1ドル114.55円。つまり、年初以来の高値を付けるかどうかで、「買い」に専念するか、「売り」に専念するかを決めて取引に臨んだ。
テクニカル目線でみると、多くのトレーダーも乗るのではないかと考察をしていたが結局は1ドル114.55円までは乗れず、売りに専念することに決めた。一時は調子よくトレードできていたものの、利食い線に触れることなく、損切りラインに触れてしまう取引となった。損切りラインの設定、利食いラインの設定に関してもっと知識を深めて取引を効率よく進められるようにしたい。
11月12日(月)
この日は1ドル114円の大台を超えるかを見極めるためにトレードを見送った。
11月13日(火)
前日に大台を超えなかったことを受け、1ドル113.764円で7000通貨単位を売ったが、利益確定ラインで欲張りすぎて、損切りラインを攻めすぎたために1ドル113.988円で買うこととなった。
137.56円のマイナス。
11月14日(水)
前日の取引から、足りないのは堅実さだと感じ、利益確定ラインを甘めに設定し、利益を出そうと考えた。結果としてはもっと利益を出せたが、一応プラスとなった。この日は1ドル113.833円で7000通貨単位を買い114.00円で売った。
102.54円のプラス。
11月15日(木)
この日は取引を見送った。
11月16日(金)
なんとなく、今まで上昇トレンドを保ち続けてきたドル円もやっと下降トレンドの兆しが見え、逆指値で1ドル113.374円を売ったままポジションを保っている。来週まで待ち、買いを入れたいと思う。
前週からの損益 マイナス35.02円
11月16日現在 9709.14円
ドル安の波に乗って!(一橋大)
11月12日(月)
この日は1ドル114円台前半を頭打ちに、昼ごろから少し大きめの下落トレンドが発生していた。家に帰ってから取引したため、最大限の波には乗れなかったが、細かく取引。プラス92円程度の利益を得た。今週は日本のGDP(国内総生産)や米国の消費者物価指数の発表などがあり、乱高下が激しい相場になることが予想されるため、注意しておきたい。
11月14日(水)
最近は日経平均株価と米ニューヨークのダウ平均株価のどちらも厳しい状態が続いており、ドル円相場も平坦な値動きになっている。今後どういう動きになるか、あまり予想がつかないので取引は控えたが、さえない決算に引きずられている株式市場と同様に、ここからはドル安方向に進みそうだ。
11月15日(木)
きょうは朝からドル安一辺倒。やはり1ドル114円台が心理的な壁になっているようだ。けさ、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「米国経済は好調である」という旨の声明を発表したが、その影響はかなり限定的だった。このまま下がった先で買いから入るのが得策だろうと思う。
11月16日(金)
思っていたとおり、この日はドル安方向へと進んでいる。来週も前半はこの調子で値動きが進んでいくのではないだろうか。
またドル円とは関係ないが、英国のEU離脱(ブレグジット)に、英国の政治動向が翻弄され、ポンド円でかなり激しい値動きが起きている。中間選挙はひとまず終わったものの、米国の政治動向にもいっそう注意していかなければならないのだと改めて感じた。
前週からの損益 プラス92円
11月16日現在 9714円
つい感情的に...... ムダな取引重ね、反省多く(國學院大)
今週のトレードは反省点が多くなってしまった。はじめに、トレードをするたびに損失を取り戻そうと、つい感情的になってしまった。流れが出てくるまで待てず、ムダな取引を重ねてしまった。
実際、ドル円相場がわかりやすい動きになった日は、15日と16日だけだった。結果はプラスで終われたが、トレーダーとしては未熟だった。
トレードはすべて1000通貨。
11月12日(月)
114.0円で売り、114.0円で建値決済。利益はゼロ円。
114.0円で買い、114.03円で利益確定売り。プラス30円
11月13日(火)
113.97円で買い、113.85円で損切り。マイナス120円。
113.83円で売り、113.93円で損切り。マイナス100円。
11月14日(水)
113.78円、113.80円、113.83円で売り注文。113.85円で損切り。マイナス140円。
113.87円で買い。113.97円の利益確定売りで、プラス100円。
113.83円で売り、113.55円で買い、利益を確定。プラス280円。
11月15日(木)
113.49円で売り、113.27円で買い、利益を確定。プラス220円。
11月16日 (金)
113.28円で売り、112.90円で買い。利益を確定。プラス380円。
来週からは感情的にならないこと、待つべきときは待つことに専念してトレードしていきたい。
前週からの損益 プラス650円
11月16日現在 1万4240円