60代は「専業主婦であったことを誇りに思う」
一方、後ろめたさなど感じないという人の声はこうだ――。
「3人の子育てと家事で手一杯。子育てに専念して何が悪いの? 保育園に入れて働くほうが、皆さんの税金を使っているので、後ろめたい気になるかと思う」(40代)
「子育て後に仕事に復帰し、同僚が小さい子を預けて仕事をしているのを見て、子育てを楽しむ時間がないことを可哀そうに思った」(50代)
「専業主婦は過酷な労働だ。企業戦士である夫の健康維持に努め、食事、睡眠など細やかに管理する。育児にしてもそうだ。三つ子の魂百までとしっかり抱きしめ、無添加の良質の食事を与えて、夫同様、もしくはそれ以上に気を使ってきた。達成感があり、専業主婦であったことを誇りに思う」(60代)
「時代がまだ共稼ぎが多くない時だったから、当たり前だと思った」(60代)
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に応じた「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長は、こう語る。
「女性の就業が促進される一方で、あえて働かない道を選んだり、働けなくなったりした主婦が、肩身の狭い思いをしている可能性があると思い、調査しました。子どもがいるかいないかで罪悪感に違いが出るのは、子育ては非常に負担が多い分、こどものいない人は家事をしているだけの生活と感じるからでしょう」