キラキラネームの社長さんはいつ現れる?
おもしろいのは、女性社長の名前だ=図表。1位「和子」が4914人で、8年連続でトップを続けている。2位「洋子」(4322人)、3位「幸子」(4302人)で、この上位3位は前年と同じ顔触れだ。「和子」サンはどうして不動の「女王」の座を維持するほど強いのだろうか――。
谷澤さんはこう語った。
「元号の『昭和』からとったといわれる『和子』は、昭和の初期から昭和27年(1952年)ごろまで、毎年女の子につける名前のランキングトップでした。女性社長の年齢は60代以上がボリュームとして大きいですから、それが影響しているのだと思います。ちなみに上位20位まで、ほとんど『子』がつく名前で、18位にやっと『明美』が入ってきました。21位以下をみると、『由美』(28位)、『真由美』(30位)、『直美』(31位)、『薫』(40位)が名を連ねて、毎年順位を上げてきます。名前の面からも若返りが感じられますから、そのうちキラキラネームの女性社長が多くなるでしょう」
「サヤカ」「アヤノ」「エリカ」「マリナ」社長サンらが増えてくれば、日本経済も明るくなるのだろうか。
(福田和郎)