米国議会の中間選挙で荒い値動きとなった。2018年11月5日に1ドル113円台前半だったドル円相場は、翌6日は米株式市場が堅調で113円台半ばまで上昇。米中間選挙の開票が進んだ7日には民主党優勢の報に米長期金利が低下し、1ドル112円台後半まで急落したが、その後は共和党が追い上げ、113円台後半まで急反発した。選挙の結果は、上下院が「ねじれる」こととなった。
そうしたなか、早稲田大学はこの機に乗じてプラスに転換! 明治大学もプラス。好調な國學院大學が堅実な一面を見せてガッチリ。その一方、「負けに負けた」慶応大学は510円のマイナス。一橋大学もさえなかった。
中間選挙の開票日に狙いを定めトレード(早稲田大)
11月3日(土)
さて、6日(火)に米国の中間選挙が控えており、ドル円相場がどのように推移するのか非常に楽しみである。本来ならば、初心者としてこのような大きなイベント前後にはトレードを控えるのが賢い選択なのだろうが、またとない機会でもあるので市場に参入していこうと考えている。
そこで前情報を少しまとめておきたい。開票日は日本時間で7日午前中から始まり、その結果はおそらく夕方くらいになるだろう。大方の予想では上院ではトランプ率いる共和党が過半数を獲得し、民主党が下院で多数派を奪還。「ねじれ議会」になるとされている。
けさの日本経済新聞によると、ねじれ議会となる確率はおよそ6割だそうだ。残りの4割は上院、下院どちらも共和党が過半を維持するシナリオだろう。仮に上院、下院どちらも共和党が抑えれば、トランプの保護主義的な政策が一時的に米株式市場に融和ムードをもたらし、それとともに「円安ドル高」トレンドが始まると考える。
ただ、それも一時的なものに終わるとみる。米国は貿易問題で中国に一歩も譲らない強硬態勢をまったく緩めておらず、通商問題の火ダネはいまだにくすぶり続け、将来的には米国経済に暗い影を落としドル安へ。相対的にしばらく中長期的な円高トレンドが形成されると考えた。
ただ一点、気を付けなければならないのは、相場は選挙の速報結果に一喜一憂するという点である。おそらく開票当日は乱高下が激しくなると思われるが、それも含めて楽しみ。学びながらトレードしたい。
11月7日 (水)
いよいよ開票日である。きょうは2限の言語学の授業をお休みして、パソコンとスマホを両手に選挙速報結果を眺めながらチャートを追おうと図書館に向かった。そして、午前中から当初の予想どおりに相場は急激に動き始めた。
朝方1ドル113.35円で推移していた市場が、わずか30分足らずで113円台を割り込んだ。あまりにも急速な展開に動けずにいるあいだ、再び相場は動きだし、11時頃には1ドル113.80円までつけまた下落。下落途中の113.5円ほどで短期トレンドに従い、売りから入り113.25円で買い戻した。
その後、開票が進むにつれて上院で共和党過半、下院で民主党過半を占めるのが濃厚になるにつれて相場は落ち着き、ねじれ議会が誕生した。ここからはタイミングを見計らって中長期の売り保有もアリかなと思っている。
前週からの損益 プラス449円
11月9日現在 1万353円