ポーカーで1億7000万円を稼ぐ男の素顔 「僕はギャンブラーではない」

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   2011年から毎年行われている日本最大規模のポーカー大会「ジャパンオープンポーカーツアー Season15 TOKYO」で、香港からの招待選手Alan King Lun Lau(アラン・キング・ルン・ラウ)さんが、参加者2万5000人の頂点に輝いた。

   アランさんは、香港のポーカー団体「Hong Kong Poker Players Association」(HKPPA)の所属。アジア・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを2回受賞している、ズバ抜けたテクニックの持ち主で、すでに生涯獲得賞金は1億7000万円を超えている。

   その素顔に迫った。

  • ジャパンオープンポーカーツアーTOKYO大会で優勝したアランさん(中央)
    ジャパンオープンポーカーツアーTOKYO大会で優勝したアランさん(中央)
  • ジャパンオープンポーカーツアーTOKYO大会で優勝したアランさん(中央)

ポーカー歴6か月でも「ファイナルテーブル」へ

   ジャパンオープンポーカーツアー(JOPT)は2018年10月7~8日、東京・銀座のBAGUS PLACEで開かれた。

ジャパンオープンポーカーツアー Season15 TOKYO大会
ジャパンオープンポーカーツアー Season15 TOKYO大会

   全国の60か所以上あるポーカースポットの予選会と、インターネットを通じた、世界最大のオンラインポーカーサイト「Poker Stars」のオンライン予選を勝ち上がった人だけが本選に出場。そこで優秀な成績を収めたプレーヤーは、日本代表選手としてとしてPokerStars主催のマカオやマニラ、ソウルなどで開かれる海外トーナメントに登録され、世界のポーカープレーヤーとスキルを競うことができる。

   今回はオンライン予選を含む、約2万5000人が参加。大会当日は349人がメイントーナメントに進出して熱戦を繰り広げた。

   ポーカーは頭脳を競い、対人スキルが必要なゲームといわれる、知的なかけ引きを楽しむカードゲーム。必ずしも手慣れたプレーヤーがいい成績を収めるとは限らず、この日も、まだポーカーをはじめて数か月のプレーヤーが参加。ファイナルテーブルに進出して4位になったPYONさんはポーカーをはじめて、まだ6か月だった。

   上位進出のチャンスは、誰にでもあるわけだ。

   大会を主催したジャパンオープンポーカーツアー株式会社の宮田達宗代表によると、参加したプレーヤーは20~30代の男性が多く、女性は全体の5%ほどだが、最近は増えつつあるという。所得の高いサラリーマンや経営者、投資家などが多く、独身者も少なくない。

   ふだんはPokerStarsに代表されるオンラインゲームで腕を磨くプレーヤーが多く、JOPT優勝者のアランさんもその一人だ。

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