【追跡】ゼンリン株を取得「ダイナミックマップ」でさらなる上昇を見込む(石井治彦)

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今こそ、ディフェンシブ銘柄でもある「ゼンリン」の出番

   東洋経済ONLINE(2018年1月19日付)によると、ゼンリンは膨大な住宅地図データを保有しているが、この地図データが自動運転でも必要となるため、「その存在感が増している」。ゼンリンの強みは全国約70の調査拠点が日々実施する現地調査。「1日約1000人の調査スタッフが1軒ずつ歩き、目で見て調べる地図データの精度は他を圧倒する。米グーグルをはじめ、世界のIT大手が日本の地図情報にゼンリンのデータを使っているのも、その強さの証左といえる」と、指摘している。

   自動運転では3次元位置情報がどうしても必要となる。ゼンリンは、この地図データで圧倒的な競争力をもつだけに、ダイナミックマップの事業分野での期待は大きい。

   10月2日付の日本経済新聞は、

「株高、勝ち組銘柄は減少」の記事の中で、「成長期待が強い勝ち組銘柄の二極化が進んでいる」
「貿易戦争や新興国不安など不透明感が残る中で安心して買える一握りの銘柄に人気が集中してきた」

と書いていた。

   地合いがよくない時こそ、ディフェンシブ銘柄で、かつ良好な業績が見込める「ゼンリン」の出番ではないだろうか!

   10月29日には2019年3月中間期決算が発表され、予想どおり好調な業績であることがわかった。そうであれば、日経平均株価が落ち着きを取り戻せば「ゼンリン」の株価の戻りは早いのではないかと考えている。当面、継続して保有するつもりだ。(石井治彦)

2018/11/01日現在 保有200株 平均取得単価2799円
年初来高値 2018/10/02 3675円00銭
年初来安値 2018/03/28 2138円00銭
直近 終値 2018/11/09 2772円00銭

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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