その67 書店の「ブックカバーと袋」「こんなものいらない!?」(岩城元)

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NOカバー、NO袋はいいことずくめ

   もっとも、書店のカバーを収集している方もいるらしい。旅行の折にその地の書店のカバーを手に入れるのが楽しみのひとつだとか。そんな方たちは、申し訳ないけれど、資源節約のために趣味を変えていただけないだろうか。

   僕の記憶では、書店のカバーは随分昔からあったが、本を入れる手提げ用の袋はそんなに古くからではない。カバーよりも存在理由に乏しく、こんなものがなくても、自分のカバンかハンドバッグに本を入れれば済むことではないか。

   資源をふんだんに使える時代はとっくに過ぎ去ってしまっている。小さなことだけど、書店でカバーと袋をお断りすることから、資源の節約に挑んでみるのも、悪くはないはずである。

   書店にとっても、紙代は要らなくなるし、従業員の手間も省ける。NOカバー、NO袋はいいことずくめではないだろうか。(岩城元)

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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