「上司ばっかりいい椅子に座って不満」
「長く座っているのは社員のほうなのに......」
日々、そんな不満を感じながら働いている人は少なくないだろう。
毎日座るにもかかわらず、見落としがちなオフィスチェアーの改善を提案した、コクヨ(大阪市)の「ingアンバサダー」に、応募が殺到した。
不満を感じているアナタのオフィスチェアーを大改革!
コクヨの「ingアンバサダー」は、社員が直接オフィスチェアーを申し込む「仕掛け」で、ingアンバサダーに選ばれると、約10万円する「揺れるオフィスチェアー ing」を1か月間無料でレンタル(1社につき、最大6台)するほか、希望すれば、レンタル終了後も1台をそのまま使えるようにしてくれる。
フリーランスや個人事業主を除き、働き方改革や新しいワークスタイルに興味があり、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の会社に勤めるビジネスパーソンを対象に、2018年9月11日から10月10日まで、募集した。
コクヨによると、「ingアンバサダー制度」には当初の予想をはるかに上回る171社から応募があり、大盛況だった。
「ずっと気になっていたオフィスチェアーだった」(製造業)
「座っている時間が長いから椅子にはこだわりたい」(プログラマー)
といった声が寄せられ、「健康経営やオフィスチェアーに対する高い問題意識を感じさせるコメントがありました」と、広報担当者は話す。