【シリーズ SDGsを知ろう!】ピコ太郎が推進大使を務める「SDGs」って、なあに?

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地球上のすべての人が抱える課題を解決する

   こうしたMDGs(ミレニアム開発目標)の推進は、極度の貧困の半減、HIV/エイズ・マラリア対策などで一定の成果を挙げましたが、乳幼児死亡率や妊産婦の健康といった目標では課題が残りました。また、達成度に地域的なバラツキもありました。

   一方、2000年から15年の間に、世界では環境問題や気候変動問題が深刻化したほか、国内や国家間の格差が拡大するなどの新たな課題も生じました。

   MDGsで残された課題に引き続き取り組む必要があること、また新たに生じた課題に対応する必要があることから、MDGsを発展させる形でSDGsが策定されたのです。

   SDGsは開発途上国だけでなく、先進国も取り組む必要のある、地球上のすべての人が抱える課題の解決を目指しています。(大和総研金融調査部・主任研究員 太田珠美)

太田 珠美(おおた・たまみ)
大和総研 金融調査部・主任研究員
2003年、大和証券に入社。支店営業や経営企画部を経て2010年に大和総研に転籍。投資戦略部で日本株式市場を担当したのち、資本市場調査部(現・金融調査部)でコーポレート・ファイナンスを担当。
著書に、「証券市場のグランドデザイン -日本の株式市場はどこに向かうのか-」(中央経済社、2012年12月、共著)。東京工業大学大学院非常勤講師(2017・2018年度下期)。
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