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広島大が国立大で初めて行なった試み

   ところで、広島大は今回の結果をどう受け止めているのか。J-CAST会社ウォッチ編集部記者の取材に、就職を担当する同大グローバルキャリアデザインセンターの担当者は「とても喜ばしい調査ですが、正直、上位に入る理由が思い浮かびません。学内で情報交換しますので一日待ってください」と答えた。翌日電話するとこんな答えが返ってきた。

「調査内容の詳しいデータがわからないので、あくまで推測ですが、本学では20年前の1998年に、国立大として初めて全学的に支援するために就職センターを作りました。授業にキャリア教育、キャリア相談を取り入れ、ガイダンスを行ないました。すでに私立大では行なわれていましたが、学生を乗せてツアーバスを連ねて、東京ビッグサイトの企業合同説明会に行ったものです。そういうさまざまな地道な試みが実って、企業とのミスマッチが減り、就職に満足している卒業生が多いとすれば、うれしいことです」

   野望を抱いて上京などせずに地元に残った学生が多いからでは、という見方に関して尋ねると、こう語った。

「う~ん、本学の学生で広島県出身者は3割程度です。大半が九州や四国、それに兵庫県など関西方面から入ってきます。彼らもそれなりの気持ちを抱いて本学に入学したのだと思います」

(福田和郎)

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