錦織選手も太鼓判! 世界1位も夢ではない大坂なおみの「potential」(井津川倫子)

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   2018年のスポーツ界で大躍進を遂げた選手といえば、文句なしにテニスの大坂なおみ選手でしょう。

   シーズンが始まる1月に68位だった世界ランキングは、日本女子歴代最高タイの4位にまで上昇! 一気に世界中の注目の的になった大坂選手ですが、早くも来シーズンに向けて明るい「なおみ節」が全開です。

  • 来シーズンの、さらなる活躍が期待される!(2018年9月13日撮影)
    来シーズンの、さらなる活躍が期待される!(2018年9月13日撮影)
  • 来シーズンの、さらなる活躍が期待される!(2018年9月13日撮影)

激動のシーズンに「私は、成長したと思う」

   9月の全米オープン女子シングルスで、セリーナ・ウイリアムズ選手を破って優勝した大坂なおみ選手。セリーナ選手が審判の判定に大声で不満をぶつけ、ラケットを投げるなどの荒々しい言動で批判を浴びた一方、試合後の表彰式でみせたキュートな対応は世界中のファンのハートを射抜きました。

   一夜にして「ヒロイン」となった大坂選手は、その後の生活が一変したといいます。世界中のどこに行っても、声をかけられたりサインを求められたりといった環境に慣れず、ストレスで体調を崩したこともあったようです。

   残念ながら、シーズン最終戦となったWTAファイナル第3戦をケガで途中棄権しましたが、試合後のインタビューでは、自身の成長を実感した年だったと語りました。

I think maybe in the beginning of the year I was very uncertain with what I was doing. But now I feel a bit more calm
(年の初めは、自分がやっていることにあまり確信が持てなかったけど、今はずっと気持ちが落ち着いている)

It's been a crazy year
(今年は、クレイジーな年だった)

It's just been a lot of new experiences. I'm very grateful that I was able to have the opportunities that I had.
(新しい経験ばかりだった。自分がこんな機会を得られたことに感謝している。

I feel like I have matured. I hope I can say that.
(成長したと思う。そう言えるといいな)

   インタビューでは、せっかく休みを取ってもうれしいのは最初の1日だけで、2日目にはもうラケットを握りたくなると明かした大坂選手。心の底からテニスが大好きな様子が伝わってきました。

   来シーズンは苦手なハードコートの攻略を目標に、さらにテニスに励むことを宣言している大坂選手。キュートな笑顔とタフなプレーが、待ち遠しいです。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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