2018年のスポーツ界で大躍進を遂げた選手といえば、文句なしにテニスの大坂なおみ選手でしょう。
シーズンが始まる1月に68位だった世界ランキングは、日本女子歴代最高タイの4位にまで上昇! 一気に世界中の注目の的になった大坂選手ですが、早くも来シーズンに向けて明るい「なおみ節」が全開です。
激動のシーズンに「私は、成長したと思う」
9月の全米オープン女子シングルスで、セリーナ・ウイリアムズ選手を破って優勝した大坂なおみ選手。セリーナ選手が審判の判定に大声で不満をぶつけ、ラケットを投げるなどの荒々しい言動で批判を浴びた一方、試合後の表彰式でみせたキュートな対応は世界中のファンのハートを射抜きました。
一夜にして「ヒロイン」となった大坂選手は、その後の生活が一変したといいます。世界中のどこに行っても、声をかけられたりサインを求められたりといった環境に慣れず、ストレスで体調を崩したこともあったようです。
残念ながら、シーズン最終戦となったWTAファイナル第3戦をケガで途中棄権しましたが、試合後のインタビューでは、自身の成長を実感した年だったと語りました。
I think maybe in the beginning of the year I was very uncertain with what I was doing. But now I feel a bit more calm
(年の初めは、自分がやっていることにあまり確信が持てなかったけど、今はずっと気持ちが落ち着いている)
It's been a crazy year
(今年は、クレイジーな年だった)
It's just been a lot of new experiences. I'm very grateful that I was able to have the opportunities that I had.
(新しい経験ばかりだった。自分がこんな機会を得られたことに感謝している。
I feel like I have matured. I hope I can say that.
(成長したと思う。そう言えるといいな)
インタビューでは、せっかく休みを取ってもうれしいのは最初の1日だけで、2日目にはもうラケットを握りたくなると明かした大坂選手。心の底からテニスが大好きな様子が伝わってきました。
来シーズンは苦手なハードコートの攻略を目標に、さらにテニスに励むことを宣言している大坂選手。キュートな笑顔とタフなプレーが、待ち遠しいです。